トライアンフ | TRIUMPH スクランブラー900 | Scrambler

車輌プロフィール

2006年に登場したスクランブラーは、1960年代の古き佳き時代のトライアンフ「TRシリーズ」を思い起こさせるスタイルを与えられた、モダンクラシックのニューフェイスだった。ベースは同時代のボンネビルなので、865ccの空冷並列2気筒エンジン。ボンネビルが360度クランクだったのに対し、スクランブラーは270度位相クランクを採用。これは、悪路走破における鼓動感やトラクション性能を追求したためだった。外観上の特徴は、アップマウントされたマフラーと、フラットなシート形状、ワイドハンドル、ブロックパターンのタイヤなどで、全てが未舗装路での走行を前提にしていることに通じていた(シートがフラットだと、シッティングポジションの自由度が高い)。2008年にフューエルインジェクションを採用し、2010年からはタコメーターを標準装備するなどの小変更を受けながら、2010年代半ばまで生産された。2016年にモダンクラシックシリーズが水冷エンジン化されたあと、2017年にスクランブラーモデルも復活。名称を「ストリートスクランブラー」と改めた。※「スクランブラー900」と呼称されることもあったため、併記した。

2006年 Scrambler (カタログメイン)
2006年 Scrambler 2006年 Scrambler
新登場
2006年モデル
トライアンフ Scrambler

モダンクラシックのレンジに新しい「ひとひねり」を加えたモデルとして登場。高くワイドなハンドルバーと高い位置のステップがコントロール性と低速操縦性を高めていた。

基本スペック

タイプグレード名 Scrambler
モデルチェンジ区分 新登場
仕向け・仕様 海外メーカーモデル
全長 (mm) 2213
全幅 (mm) 865
全高 (mm) 1202
ホイールベース (mm) 1500
シート高 (mm) 825
乾燥重量 (kg) 205
乗車定員(名) 2
原動機種類 4ストローク
気筒数 2
シリンダ配列 並列(直列)
冷却方式 空冷
排気量 (cc) 865
カム・バルブ駆動方式 DOHC
気筒あたりバルブ数 4
内径(シリンダーボア)(mm) 90
行程(ピストンストローク)(mm) 68
圧縮比(:1) 9.2
最高出力(kW) 42
最高出力(PS) 57
最高出力回転数(rpm) 7000
最大トルク(N・m) 69
最大トルク回転数(rpm) 4500
燃料供給方式 キャブレター
燃料タンク容量 (L) 16
エンジン始動方式 セルフスターター式
点火プラグ標準搭載・型式 DPR8EA-9
点火プラグ必要本数・合計 2
搭載バッテリー・型式 YTX12-BS
バッテリー容量 12V-10Ah
エンジン潤滑方式 ウェットサンプ式
エンジンオイル容量※全容量 (L) 4.5
エンジンオイル量(オイル交換時) (L) 3.3
エンジンオイル量(フィルタ交換時) (L) 3.8
推奨エンジンオイル(SAE粘度) 10W-40
クラッチ形式 湿式・多板
変速機形式 リターン式・5段変速
変速機・操作方式 フットシフト
1次減速比 1.740
2次減速比 2.390
変速比 1速 2.730/2速 1.950/3速 1.550/4速 1.290/5速 1.070
動力伝達方式 チェーン
スプロケット歯数・前 18
スプロケット歯数・後 43
チェーンサイズ 525
標準チェーンリンク数 104
フレーム型式 鋼管製クレードル
キャスター角 27.8°
トレール量 (mm) 105
ブレーキ形式(前) 油圧式ディスク
ブレーキ形式(後) 油圧式ディスク
ブレーキオイル適合規格 DOT 4
懸架方式(前) テレスコピックフォーク
フロントフォークタイプ 正立フォーク
懸架方式(後) スイングアーム式
タイヤ(前) 100/90-19
タイヤ(前)構造名 バイアス
タイヤ(前)タイプ チューブタイヤ
タイヤ(後) 130/80-17
タイヤ(後)構造名 バイアス
タイヤ(後)タイプ チューブタイヤ
ホイールリム幅(前) 2.5
ホイールリム幅(後) 3.5
タイヤ標準指定空気圧(乗車定員時・前) 2.27
タイヤ標準指定空気圧(乗車定員時・後) 2.82
ヘッドライト定格(Hi) 60W/55W
ヘッドライトタイプ(Hi) H4
スピードメーター表示形式 アナログ