ホンダ | HONDA XL500S

車輌プロフィール

XL500Sは、1979年7月に発売されたビッグオフローダー。1970年代後半からホンダ・オフロードバイクのメインシリーズになっていたXL・シリーズの最大排気量モデルだった。排気量497ccのエンジンは、空冷4スト単気筒OHC4バルブで、大排気量シングル特有の振動を軽減するためのバランサーが2本組み込まれていた。エンジン始動はデコンプ付きのキックスタートで、ミッションは5段、ブレーキは前後ともリーディングトレーリング式(ドラム式)だった。フロントホイールサイズは、23インチと大きく(リアは18インチ)、悪路走破性に優れていることを示していた。1980年、1981年にマイナーチェンジを受けた。XL500Sは、後に限定販売されたXL600Rファラオを除けば、日本国内で正規販売された、ホンダ単気筒オフロードバイクの最大排気量モデルとなった。

1980年 XL500S (カタログメイン)
1980年 XL500S
マイナーチェンジ
1980年モデル
ホンダ XL500S

ブレーキサイズがアップした。フェンダー形状も変更された。リアシートの後ろに小物入れバッグが設置された。

基本スペック

タイプグレード名 XL500S
モデルチェンジ区分 マイナーチェンジ
型式 PD01
発売年 1980
発売月 8
仕向け・仕様 国内向けモデル
全長 (mm) 2185
全幅 (mm) 890
全高 (mm) 1210
ホイールベース (mm) 1405
最低地上高(mm) 255
車両重量 (kg) 142
最小回転半径(m) 2.2
乗車定員(名) 2
燃料消費率(1)(km/L) 35.0
測定基準(1) 60km/h走行時
原動機型式 PD01E
原動機種類 4ストローク
気筒数 1
シリンダ配列 単気筒
冷却方式 空冷
排気量 (cc) 497
カム・バルブ駆動方式 OHC(SOHC)
気筒あたりバルブ数 4
内径(シリンダーボア)(mm) 89
行程(ピストンストローク)(mm) 80
圧縮比(:1) 8.6
最高出力(PS) 31
最高出力回転数(rpm) 6500
最大トルク(kgf・m) 3.8
最大トルク回転数(rpm) 5000
燃料供給方式 キャブレター
燃料タンク容量 (L) 10
燃料(種類) レギュラーガソリン
満タン時航続距離(概算・参考値) 350.0
エンジン始動方式 キックスターター式
点火装置 C.D.I.式
点火プラグ標準搭載・型式 D8EA
点火プラグ必要本数・合計 1
搭載バッテリー・型式 6N4-2A-4
バッテリー容量 6V-4Ah
エンジン潤滑方式 ウェットサンプ式
エンジンオイル容量※全容量 (L) 2.0
クラッチ形式 湿式・多板
変速機形式 リターン式・5段変速
変速機・操作方式 フットシフト
1次減速比 2.379
2次減速比 2.785
変速比 1速 2.461/2速 1.647/3速 1.250/4速 1.000/5速 0.840
動力伝達方式 チェーン
フレーム型式 ダイヤモンド
キャスター角 28°30′
トレール量 (mm) 138
ブレーキ形式(前) 機械式リーディングトレーリング
ブレーキ形式(後) 機械式リーディングトレーリング
懸架方式(前) テレスコピックフォーク
フロントフォークタイプ 正立フォーク
フロントサスペンションストローク(mm) 204
懸架方式(後) スイングアーム式
ショックアブソーバ本数(後) 2
リアサスペンションストローク(mm) 178
タイヤ(前) 3.00-23
タイヤ(前)構造名 バイアス
タイヤ(前)プライレーティング 4PR
タイヤ(前)タイプ チューブタイヤ
タイヤ(後) 4.60-18
タイヤ(後)構造名 バイアス
タイヤ(後)プライレーティング 4PR
タイヤ(後)タイプ チューブタイヤ
ホイールリム幅(前) 1.6
ホイールリム幅(後) 2.15
タイヤ標準指定空気圧(乗車定員時・前) 1.50
タイヤ標準指定空気圧(乗車定員時・後) 1.50
ヘッドライト定格(Hi) 35W/36W
テールライト定格(制動/尾灯) 17W/5.3W
スピードメーター表示形式 アナログ