ホンダ | HONDA VFR800F

車輌プロフィール

VFR800Fは、排気量781ccのV型4気筒エンジンを搭載したスポーツツアラーモデル。2013年のミラノショー(EICMA)で発表され、2014年4月から日本でも発売された。同じ系統のエンジンを搭載するモデルとして、VFR(1998~2007年)が存在したので、形式としては、約7年間の空白期間をおいて、VFRが2度目のモデルチェンジを受けたとも言えた。そのことは、2014年の国内向けモデル発表のリリース文にも見えて、「シートレールを従来のスチール製からアルミダイキャスト製に変更」や「回転数によって稼働するバルブ数を切り替えるHYPER VTECを継承」などのフレーズが登場していた。VFR800Fの新しいトピックとしては、ETC車載器とグリップヒーターが装備されたことと、トラクションコントロールシステム(TCS)が採用されたこと、ヘッドライトをLEDにしたことなどが挙げられた。2017年1月にはモデルチェンジを受け、平成28年排出ガス規制に適合するとともに、カウル左サイドに電源用のアクセサリーソケットが装備された。2019年モデルでは、標準搭載されるETC車載器が、ETC2.0に変更された。※平成32年(令和2年)排出ガス規制には適合せず、生産終了となった。ホンダのV4エンジン歴史は、VFR800F/Xの終了を以て、幕を下ろすことになった。

年 VFR800F ※ミラノショー展示モデル(カタログメイン)※ミラノショー展示モデル
年 VFR800F※ミラノショー展示モデル
その他
年モデル
ホンダ VFR800F

2013年11月のEICMA(イタリア・ミラノ)に出展されたモデル。日本で(前身モデルの)VFRの販売が途切れたあとも、海外では販売されていたため、モデルチェンジした新型として登場。

基本スペック

タイプグレード名 VFR800F
モデルチェンジ区分 その他
仕向け・仕様 海外向けモデル
原動機種類 4ストローク
気筒数 4
シリンダ配列 V型(L型)
冷却方式 水冷
排気量 (cc) 781
カム・バルブ駆動方式 DOHC
フレーム型式 アルミツインチューブ
懸架方式(前) テレスコピックフォーク
懸架方式(後) スイングアーム式