ホンダ | HONDA CR250R

車輌プロフィール

CR250Rは、ホンダの2ストエンジン搭載のモトクロス競技専用モデル。1978年モデルから、2005年モデルまで継続してラインナップされた。250ccクラスの2スト単気筒エンジンを搭載しているところは一貫しているが、毎年のように仕様変更を受け続け、パフォーマンスを向上させていった。その中には、空冷だったエンジンの水冷化(1981年モデル)、フロントにディスクブレーキを採用(84年モデル)、リアもディスクブレーキ化(87年モデル)、倒立フォーク(89年モデル)、リアホイールを19インチに変更(95年モデル)、アルミツインチューブフレーム採用(97年モデル)など数々のトピックスが存在した。また、登場時の正式な名称が、「エルシノアCR250R」だったというのも、歴史を感じさせるところ。21世紀を迎え、モトクロスレースの4スト化が進む中で、2001年11月にはCRF450Rが登場(2002年モデル)。実質上の後継モデルとなる(出場規則の上では同クラス)が、CR250Rも2005年モデルまで設定された。※CR250Rは競技専用車であり、ナンバーを取得して公道を走行することはできない。

1997年 CR250R (カタログメイン)
1997年 CR250R
フルモデルチェンジ
1997年モデル
ホンダ CR250R

フルモデルチェンジを受け、アルミツインチューブフレームを採用した。発進、急加速時でのドライバビリティ向上のため、点火時期制御システムを搭載し、最適な点火時期の供給を行うようになった。

基本スペック

タイプグレード名 CR250R
モデルチェンジ区分 フルモデルチェンジ
型式 ME03
発売年 1996
発売月 9
仕向け・仕様 国内向けモデル
全長 (mm) 2185
全幅 (mm) 827
全高 (mm) 1249
ホイールベース (mm) 1484
最低地上高(mm) 326
シート高 (mm) 933
乾燥重量 (kg) 97
乗車定員(名) 1
原動機種類 2ストローク
気筒数 1
シリンダ配列 単気筒
冷却方式 水冷
排気量 (cc) 249.3
2スト・吸気形式 ピストンリードバルブ
内径(シリンダーボア)(mm) 66.4
行程(ピストンストローク)(mm) 72
圧縮比(:1) 8.7
最高出力(PS) 55.5
最高出力回転数(rpm) 8000
最大トルク(kgf・m) 5
最大トルク回転数(rpm) 8000
燃料供給方式 キャブレター
燃料供給装置形式 PJ28L
燃料タンク容量 (L) 7.5
エンジン始動方式 キックスターター式
点火装置 C.D.I.式
エンジン潤滑方式 混合給油(2スト)
クラッチ形式 湿式・多板
変速機形式 リターン式・5段変速
変速機・操作方式 フットシフト
1次減速比 3.000
2次減速比 3.846
変速比 1速 1.800/2速 1.470/3速 1.210/4速 1.000/5速 0.869
動力伝達方式 チェーン
フレーム型式 アルミツインチューブ
キャスター角 28°02'
トレール量 (mm) 116.5
ブレーキ形式(前) 油圧式ディスク
ブレーキ形式(後) 油圧式ディスク
懸架方式(前) テレスコピックフォーク
フロントフォークタイプ 倒立フォーク
フロントサスペンションストローク(mm) 310
懸架方式(後) スイングアーム式
ショックアブソーバ本数(後) 1
リアサスペンションストローク(mm) 320
タイヤ(前) 80/100-21
タイヤ(前)構造名 バイアス
タイヤ(前)荷重指数 51
タイヤ(前)速度記号 M
タイヤ(前)タイプ チューブタイヤ
タイヤ(後) 110/90-19
タイヤ(後)構造名 バイアス
タイヤ(後)荷重指数 62
タイヤ(後)速度記号 M
タイヤ(後)タイプ チューブタイヤ