ホンダ | HONDA ディオ | Dio

車輌プロフィール

ホンダの原付スクーターである「ディオ」は、1988年にスタートし、生産が続けられたシリーズだった。そのモデルヒストリーの中で、単に「ディオ」を名乗ったのは、1988年に登場した2ストエンジン車のディオと、2003年に発売された4ストエンジン車のディオ。それ以外のディオは、ライブディオなど「○○ディオ」、ディオチェスタなどの「ディオ〇〇」、ディオ110のような排気量表示付きだった。この項は、単にディオを名乗ったモデルについて構成した。1988年1月に登場したディオは、この名を名乗った最初のモデル。排気量49ccの空冷2スト単気筒エンジンを、メットインを可能としながらもスポーティなルックスのボディに搭載したスクーターだった。90年モデルでマイナーチェンジを受け、エンジン出力を向上させ、タイヤはチューブレスタイプになった。その後、2世代目のスーパーディオにモデルチェンジした。それから10年以上を経て、再び「ディオ」が登場。当時は、4世代目のスマートディオがラインナップされていたが、4ストロークエンジン搭載などによるコスト上昇によって、スマートディオの標準モデル価格は、15.9万円まで上昇していた。そこで、新しいディオでは、生産拠点をトゥデイと同じ中国の新大洲本田に移管して、4万円安の11.9万円(登場時)のプライスタグを付けることに成功していた。エンジンは、トゥデイと同じ強制空冷式の4スト単気筒OHC49ccユニット。安価ながら前後連動のコンビブレーキを搭載した。2008年モデルでフューエルインジェクションを搭載。2014年モデルまでラインナップされた。

2004年 Dio シリウスブルーメタリック×マットアクシスグレイメタリック(カタログメイン)シリウスブルーメタリック×マットアクシスグレイメタリック
2004年 Dioシリウスブルーメタリック×マットアクシスグレイメタリック 2004年 Dioオリオンイエロー×マットアクシスグレイメタリック 2004年 Dioシグマシルバーメタリック×マットアクシスグレイメタリック 2004年 Dioキャンディルーシッドレッド 2004年 Dioパールキャンサーホワイト 2004年 Dioパールプロキオンブラック
新登場
2004年モデル
ホンダ Dio

生産拠点を中国に移し(新大洲本田摩托有限公司)、コストの圧縮(※)を図ったモデルとして、「ディオ」だけを車名に持つスクーターが復活した。エンジンは、49ccの強制空冷4スト単気筒で、これは先行したトゥデイと同じもの。左ブレーキレバー(後輪ブレーキ)操作でフロントも制動するコンピブレーキを搭載。ツートーン系3色と単色3色をラインナップした。※この当時は、中国生産で生産することで圧縮できた。

基本スペック

タイプグレード名 Dio
モデルチェンジ区分 新登場
型式 BA-AF62
発売年 2003
発売月 11
仕向け・仕様 国内向けモデル
全長 (mm) 1720
全幅 (mm) 630
全高 (mm) 1020
ホイールベース (mm) 1180
最低地上高(mm) 110
シート高 (mm) 695
乾燥重量 (kg) 73
車両重量 (kg) 77
最小回転半径(m) 1.8
乗車定員(名) 1
燃料消費率(1)(km/L) 65.0
測定基準(1) 30km/h走行時
原動機型式 AF61E
原動機種類 4ストローク
気筒数 1
シリンダ配列 単気筒
冷却方式 空冷
排気量 (cc) 49
カム・バルブ駆動方式 OHC(SOHC)
気筒あたりバルブ数 2
内径(シリンダーボア)(mm) 37.8
行程(ピストンストローク)(mm) 44
圧縮比(:1) 10.1
最高出力(kW) 3
最高出力(PS) 4.1
最高出力回転数(rpm) 8000
最大トルク(N・m) 3.7
最大トルク(kgf・m) 0.38
最大トルク回転数(rpm) 6500
燃料供給方式 キャブレター
燃料供給装置形式 VK0DB
燃料タンク容量 (L) 5
燃料(種類) レギュラーガソリン
満タン時航続距離(概算・参考値) 325.0
エンジン始動方式 セルフ・キック 併用式
点火装置 C.D.I.式
点火プラグ標準搭載・型式 CR7HSA-9
点火プラグ必要本数・合計 1
搭載バッテリー・型式 YTX4L-BS
バッテリー容量 12V-3Ah
エンジン潤滑方式 ウェットサンプ式
エンジンオイル容量※全容量 (L) 0.8
エンジンオイル量(オイル交換時) (L) 0.7
推奨エンジンオイル(SAE粘度) 10W-30
クラッチ形式 乾式・多板・遠心
変速機形式 Vベルト式・無段変速
変速機・操作方式 自動変速
1次減速比 3.600
2次減速比 3.769
フレーム型式 アンダーボーン
キャスター角 26°30′
トレール量 (mm) 71
ブレーキ形式(前) 機械式リーディングトレーリング
ブレーキ形式(後) 機械式リーディングトレーリング
懸架方式(前) テレスコピックフォーク
懸架方式(後) ユニットスイング式
タイヤ(前) 80/100-10
タイヤ(前)構造名 バイアス
タイヤ(前)荷重指数 46
タイヤ(前)速度記号 J
タイヤ(前)タイプ チューブレス
タイヤ(後) 80/100-10
タイヤ(後)構造名 バイアス
タイヤ(後)荷重指数 46
タイヤ(後)速度記号 J
タイヤ(後)タイプ チューブレス
ホイールリム幅(前) 2.15
ホイールリム幅(後) 2.15
タイヤ標準指定空気圧(乗車定員時・前) 1.25
タイヤ標準指定空気圧(乗車定員時・後) 2.00
ヘッドライト定格(Hi) 40W/40W
ヘッドライトタイプ(Hi) PH11
テールライト定格(制動/尾灯) 18W/5W
スピードメーター表示形式 アナログ
メーター表示:燃料計
車両装備:前後連動式ブレーキ
車両装備:ヘルメット収納
車両装備:シート下収納(シート下トランク)
車両装備:キャリア
車両装備:センタースタンド