ホンダ | HONDA スペイシー125 | SPACY 125

車輌プロフィール

1983年から販売されていたスペイシー125ストライカーがフルモデルチェンジするかたちで登場したのが、「スペイシー125」だった。発売は、1987年2月で、1995年にモデルチェンジを受けたあと、2004年モデルまで設定され、およそ20年間ラインナップされていた。もともと、「50ccスクーター初の4ストエンジン搭載」というかたちでスタートしたスペイシー・シリーズは、だんだん排気量のバリエーションを増やしていったものの、一貫して(当時、スクーターの主流だった2ストではなく)4ストロークエンジンを採用。スペイシー125も、124ccの水冷4スト単気筒ユニットを搭載していた。スペイシー125の第一世代モデル(87年発売・JF03)は、4ストならではの低燃費と、ゆとりのあるフォルム、低めのシート高(750mm)などが特徴。メインの収納スペースは、フロントのインナーボックスで、シート下は「小物入れ」ということになっていた。その後、3度のカラーチェンジを受け、1995年に第二世代モデル(95年発売・JF04)へと進化。エンジンは空冷化され、ボディデザインも洗練されたものになった。また、このタイミングで、シート下にトランクスペースが設けられ、「ヘルメット収納」が可能になった。2000年に排ガス規制への対応を行い、2002年には前後連動式ブレーキ(ホンダは「コンビ・ブレーキ」と呼称)を採用した。

1987年 SPACY 125 (カタログメイン)
1987年 SPACY 125 1987年 SPACY 125
新登場
1987年モデル
ホンダ SPACY 125

スペイシー125ストライカーの後を継いで登場した。124cc水冷単気筒OHCエンジンを搭載し、Vベルト式無段変速機を組み合わせていた。アンチダイブ機構付フロントサスや、前後チューブレスタイヤを採用。

基本スペック

タイプグレード名 SPACY 125
モデルチェンジ区分 新登場
型式 JF03
発売年 1987
発売月 2
仕向け・仕様 国内向けモデル
全長 (mm) 1880
全幅 (mm) 665
全高 (mm) 1135
ホイールベース (mm) 1255
最低地上高(mm) 115
シート高 (mm) 750
乾燥重量 (kg) 108
車両重量 (kg) 115
最小回転半径(m) 2.0
乗車定員(名) 2
燃料消費率(1)(km/L) 64.7
測定基準(1) 50km/h走行時
原動機型式 JF03E
原動機種類 4ストローク
気筒数 1
シリンダ配列 単気筒
冷却方式 水冷
排気量 (cc) 124
カム・バルブ駆動方式 OHC(SOHC)
気筒あたりバルブ数 2
内径(シリンダーボア)(mm) 52.4
行程(ピストンストローク)(mm) 57.8
圧縮比(:1) 10.3
最高出力(PS) 11
最高出力回転数(rpm) 7500
最大トルク(kgf・m) 1.1
最大トルク回転数(rpm) 6500
燃料供給方式 キャブレター
燃料供給装置形式 VE01
燃料タンク容量 (L) 8
燃料(種類) レギュラーガソリン
満タン時航続距離(概算・参考値) 517.6
エンジン始動方式 セルフスターター式
点火装置 C.D.I.式
エンジン潤滑方式 ウェットサンプ式
エンジンオイル容量※全容量 (L) 1.0
エンジンオイル量(オイル交換時) (L) 0.9
推奨エンジンオイル(SAE粘度) 10W-30
クラッチ形式 乾式・多板・遠心
変速機形式 Vベルト式・無段変速
変速機・操作方式 自動変速
1次減速比 2.846
2次減速比 2.846
フレーム型式 アンダーボーン
キャスター角 27°00′
トレール量 (mm) 84
ブレーキ形式(前) 機械式リーディングトレーリング
ブレーキ形式(後) 機械式リーディングトレーリング
懸架方式(前) ボトムリンクフォーク
懸架方式(後) ユニットスイング式
タイヤ(前) 3.50-10
タイヤ(前)構造名 バイアス
タイヤ(前)プライレーティング 4PR
タイヤ(前)タイプ チューブレス
タイヤ(後) 3.50-10
タイヤ(後)構造名 バイアス
タイヤ(後)プライレーティング 4PR
タイヤ(後)タイプ チューブレス
スピードメーター表示形式 アナログ
メーター表示:燃料計
車両装備:ヘルメット収納
車両装備:キャリア
車両装備:センタースタンド