バルブのすり合わせ
プレジャーのブログ
こんにちは、プレジャーの店長でございます。
CB750Fのエンジンメンテナンスの続きです。シリンダーヘッドやバルブのカーボンを除去いたしましたので、バルブステムのガタを確認して磨耗も確認できませんでしたので、バルブは再使用する事にいたします。
バルブコンパウンドというザラザラしてねっとりしている物をバルブフェイス面に付けて、バルブタコ棒という吸盤の付いた棒でたたきながら回しながらすり合わせしていきます。今回はインテーク側は細目のコンパウンドを使用して、カーボンの噛み込みがみられるエキゾースト側には中目のコンパウンドを使います。やりすぎると逆効果になりますのでご注意を・・・。
ステムにガタがあったり、シリンダーヘッド側のシート面が磨耗していると、あたり幅が広くなったり、当たる位置が理想的にならない場合は、シート面をシートカッターで修正いたします。今回はその必要はないようです。
すべてのバルブのすり合わせが終了いたしましたら、光明丹を使いシート全周に当たりが出ているか確認いたします。バルブのフェイス面に光明丹を薄く塗布して、バルブをそ~~っと当てはめます。この時はバルブを回さないように当てるだけです。
さらにバルブを抜き取りシリンダーヘッド側のシート面に移った光明丹を確認して当たり具合を点検いたします。この確認作業でNGが出たらすべてやり直しになりますが、今回はすべてOKでした。明日はバルブの組み込みのお話です。