個人ユーザーにとって、フライホイールプーラーというのは、使用頻度のきわめて低い工具である。だから、なるべく安いものが有り難い。
安くても使い方さえ間違わなければ、ちゃんと使える。
普通は、さほど力を入れずにフライホイールが外れるが、問題は古いバイクなど、結合部が固着している場合である。
固くて回らないと、長いレンチを継ぎ足して、力業で外そうとしがちだが、プーラーが曲がってしまうだけなので、工夫が必要だ。
まず、固着している部分にCRCなどの浸透性潤滑剤を吹きかける。次に、プーラーのねじ部にたっぷりとオイルかグリスを塗る。プーラーの先端、シャフトを押す部分にもしっかりオイルかグリスを付け、回りやすくする。プーラーは回転運動を縦方向の動きに替えることによって、フライホイールを外す。だから、スムーズに回れるようにしてやることが大事だ。そういう工夫をした上で、思い切り力を入れるとポンと外れる。
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ヤマハ(ワイズギア)のジェット型ヘルメットYJ5は初期型から愛用しているが、ついにIII型に進化した。見た目はインテークのパーツがメッキパーツに変わったのとZENITHのロゴが小さくなった程度だが、最も大きな変更点はあごひもがワンタッチバックルになったことだ。ちょっと手間のかかるDリングの結びをせずに済むから、よりかぶり易さにつながった。
YJ5は伝統的にサイズがアライ、ショウエイに比べて1サイズほど大きい。アライ、ショウエイでLサイズがぴったりの人はMサイズを選ぶのがいい。このサイズの甘さはIII型になっても変わらないし、インナーのへたりが早めに来るのも変わっていない。ただ、インナーも高価ではないので、2年程度で新品に交換するとホールド感を保てるし、清潔感も維持できる。
インナーはII型III型共通であるし、シールドはI型からずっと共通である。
インナーが甘いのでホールド感はイマイチだが、それがかぶり易さにつながっているので、街乗りにはちょうどいいと思う。また、インナーのホールドが甘く、インナーの交換部品も安いので、インカムを付けやすい。インナーを加工しなければ装着が難しいインカムの場合、3万円以上するアライには付けたくないが、安いゼニスなら、気兼ねなく付けられる。
今のインカムは2代目だが、いつもゼニスに付けている。
高価なアライ、ショウエイには劣る面もあるが、それ故のメリットもあるので、使い分けると良い。
ちなみに初期型からバージョンアップする度に、生産国が変わった。最初は韓国、次は中国、そして今回はベトナムである。
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最近のヘルメットはインナーを外して洗える物が多い。洗えば汚れは取れるが、素材がスポンジなだけにへたり(劣化)は避けられない。ホールド感が甘くなったときには思い切ってインナーを交換するようにしている。ゼニスのヘルメットはフルフェイスとジェット型の両方を使っているが、共にインナーの価格は他社得比べると高くない(特にバイクブロスは安い)ので、定期的に交換している。交換も簡単だし、交換後はホールド感が戻って、新品のようなかっちり感が復活する。数年使っている人は是非交換を検討されたい。
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