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スズキ GSR250

シニアには好適

投稿日:2024年05月10日

評価:(5.0)

年式:年
燃費:一般道:30.0km/L 高速道:30.0km/L


満足している点

「重い、遅い、ダサい」と不人気のGSR250ですが、私は非常に満足しています。
 当方60代半ばのリターンライダー、高速をかっ飛ばしたり峠を攻めようと言う気はさらさらなく、田舎道をのんびり流したり、景色を楽しみながら峠を走るツーリングを楽しんでいます、そのような用途には最適解の一つだと思っています。
「重い」のは確かで、183圓250佞砲△襪泙犬重量ですが、「重さ」は安定性に寄与しています。
 PCX150からの乗り換えです、PCXも実によくできたバイクでしたが、高速道路での不安定さがネックで、そのために日帰りツーリングできる範囲が限られてしまっていました。
その点「重い」GSRは、「高速に乗れる」のと「走れる」のは別物だと実感させてくれます、ブレ、ふらつきなどが全くと言ってよいほどなく、横風にも強いです。
 また街中での超低速域でも車体が安定していて、10/hも出ていれば全くふらつきません。
 25psしかありませんので「遅い」バイクであることは確かで、最高速や爆発的加速力はありません、しかし低回転域から太いトルクがありますので、「のんびり、ゆったり」ライダーには充分すぎるパワーを感じられます。
 ものぐさなギアチェンジにも寛容で、信号などで停車寸前まで減速た際に3速からでも問題なく加速してくれますし、4速でもクラッチワークで何とかなってしまうほどで、粘り強く扱いやすいエンジンになっています。
 現行車のVストロームにそのまま受け継がれていることからもわかるように、10年以上前に設計されたエンジンとは思えないくらいに秀逸だと思います。
「ダサい」に関しては主観の問題ですので何とも言えず、私も異形ヘッドライトの造形と車体とのバランスには疑問符をつけざるを得ませんが、斜め後ろからのルックスは流麗なラインとボリューム感がある良いデザインだと思いますし、2本出しマフラーから来る押し出しの強さも気に入っています、顔つきに関してもウインドスクリーンの追加でだいぶ改善されます。
 大きくがっちりした前後のフェンダーも今時っぽくはないのかもしれませんが、80年代のバイクを知っている私には質実剛健の頼もしいデザインに見えます。

不満な点

「重さ」は取り回しするときには老骨にこたえます、特にバックさせる時が大変で、前下りになっている駐輪場から出す時は一苦労です。
 大型乗りの方が前下りの駐輪場に停める時は最初からバックで入れているのを見て、最近はそのように心がけています。
 砂利の駐輪場だと前下がりでなくても結構大変です。
 まあ、この辺りは私の取り回しテクの未熟さでもあるのですが。
 燃料計はかなりいい加減です、走っていると増えることもあるくらいでw
 燃料計が点滅したので「おかしい」と思いながらも給油すると7Lしか入らなかったこともありました。
 もっとも、35年前に乗っていたGB250には燃料計すらなく、トリップメーターで給油時期を判断していたので、さして問題だとは思っていません、ただし、早すぎる燃料計の点滅は精神衛生上あまり好ましくはないですね。
 GSRにはキーボックスの接触不良と言う「持病」があるそうなのですが、今のところ発症していません、まあ、その時のためにツーリング時には接点回復材を携帯していますが。
 電気系統には多少トラブルのある車種である、と言うことは言えるそうで、一発でエンジンがかからないと言ったことは何度か経験しています、そんな時はいったんキーをOFFにして深呼吸してからトライするとかかります。
 電気系統のトラブルで立ち往生したことはありませんが、その辺りはちょっと気がかりではあります。

これから購入する人へのアドバイス

「ゆっくり、ゆったり」派にはぴったりなバイクですが、絶対的パワーには欠けますので、若い方だといずれ物足りなくなってしまう可能性は感じます。
 乗ったことはないのですが、現行車だとGB350も同じような傾向のバイクと言えるかも知れません、私も最後まで迷った一台でした。
 ただ、単気筒と2気筒のキャラクターの違いはあるでしょうし、過去にGB250に乗っていたこともあってGSRを選びました。
 まあ、車検義務がない事と、不人気車故に安く購入できたのも決め手でしたがw

 私の相棒は青/白のスズキカラー、黒を始めとする暗色系が流行りのようですが、鮮やかな青/白は白い雲が浮かぶ青空の様にさわやかなイメージで気に入っています。 
 
GSR250はシニア向けとは言えるかもしれませんね。
私はあと何年くらいバイクに乗っていられるかわかりませんが、今後も峠を攻めたくなることはないと思いますので、終のバイクになるだろうと思っています。


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