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三重県のダムカードをもらいに熊野へ

東海エリア(三重県) カテゴリ:自然
2021-11-23 20:26:15 走行日:2021-11-17〜2021-11-17
グー!(29)

2年前、三重県のダムカードをコンプリートしたと思ったら、新しいカードが発行され、よし、もらいに行くぞと思った矢先にコロナ騒動。以来、緊急事態宣言が出される度に配布見合わせとなり、なかなかもらいに行くチャンスがなかった。

ようやく感染者も落着き、ツーリングプランが再開されたのを機に行ってみたくなったところへ、運良く代休をもらえた。これ幸いと計画を立てたものの、想像よりかなり距離がある。当初の案は諦め、行き先を絞っていざ出発。

例年なら通勤ラッシュを避けるために早朝に出るが、7時に外せない用事があり7時半になってしまった。
朝は冷えるのでオーバーパンツに冬グローブのモコモコスタイルで通学途中の小・中学生の横を抜ける。

心配していた高速の渋滞はほぼなく、順調に御在所SAへ。車も多く、観光バスもいた。そして、賑やかなハーレー軍団も。トイレを済ませるとさっさと出発する。

亀山を過ぎると車は疎らになり、伊勢道と分かれると数えるほどに。ところがここで思わぬ事態に。15日〜18日の間、その先の自動車道が工事で通行止との表示が。もともと尾鷲からR42を走るつもりだったが、通行止だと他の車も通るので混むかもしれない。なにしろ、自動車道が出来てからはほとんど貸切り状態で快走出来たので残念だ。

嘆いていても仕方ない。先へ進もう。先ずは尾鷲北ICを下りると左折しR425でクチスボダムへ向かう。以前来たことがあるので驚かないが、初めて走ると不安になりそうな道だ。落ち葉の道をゆっくり走り、相変わらず通行止の看板があったが、ダムに行くには問題ない。
写真を撮ると引き返した。

尾鷲の町を抜け、熊野古道センターへ。ここで写真を見せるとカードをもらえるが、なかなか立派なヒノキ造りの建物だ。展示を見て交流館入口でカードを受け取ると、なにやら不思議な乗り物が。

「総ヒノキ造りの電動自動車ですよ。土日なら運転もできます」
ちゃんとナンバーも着いていた。ヒノキのいい香りがする。残念ながら平日は動くところも見られないので、写真だけ撮らせてもらった。

この日は快晴で、青い海が見えた。でも、そちらへは行かずR42へと向かう。平日の泣き所、道路工事とダンプカーに泣かされながら、R311へ。ここも以前七色ダムへ来たので見覚えがあった。
狭くてクネクネ見通しの悪いダム湖畔を走り、七色ダムへ。前回は工事中でR169を走れなかったが、今日は堤体の上を通れた。回りは少し紅葉している。

それにしても、海沿いは暖かかったのに山あいに入ると寒い。一旦外したインナーをつけたりグローブを変えたりと忙しい。
次の小森ダムは奥瀞にあるが、カードを配布している観光案内所はその手前の道の駅の横。先にそちらへ寄った。

さて、ここで今日の運命を左右する出来事が。観光案内所のおじさまと話をするうちに「すぐ裏に赤木城があるから行ってみたら?」と言われ、「少し戻るけどK40で行けるよ」とルートも教えてくださった。

そろそろガソリンが心許ないのと、人間のお腹も空いていたので、先ずは道の駅のレストランでお昼ごはん。少し冷えていたのもあり温かいうどんを食べたら、今度は暑くなった。

K40か。二桁県道なら大丈夫かな。一か八か行ってみよう。
川沿いに走ると、それらしき橋があったがK52と書いてある。おかしいな。ここのはずだけど。狭い橋を渡り左折して青看板を見るが、地名を見てもピンと来ない。少し不安になりながら進むと、K40の看板があった。なんとガードレールに。
うーん、怪しいかも。
道は狭く、木立を抜ける陽の光が眩しくて見辛い。ノロノロ走り、ひたすら赤木城の看板を探す。

無いなぁ。しばらく進み、地図を確認しようと少し広くなった場所にバイクを止めた。1台の青い車が抜いていった。
幸い電波は通じていて、ナビは少し先を右折と表示している。

示された曲がり角にも標識はない。杉の葉が積もる道は、対向車が来たらアウトという狭さだ。間違えた? まさか行き止まりにはならないよねと祈る気持ちで、前方に石垣が見えた時は、心底ホッとした。
駐車場はお決まりの砂利。隅に停めると、先ほど抜いていった青い車が止まっていた。なんだ、目的地は同じかとナンバーを見てびっくり。

『八戸』

わざわざ来たのか、こちらに住んでいるのか。トイレの壁に掛けてあった城の案内図を手に取り、郭あとへ向かった時、おじさまが1人トイレから出てきた。
こんにちはと挨拶し、もしかしてあの車、青森からですか?
「そうですよ。月曜日に家を出て、続百名城を巡ってます」
月曜日って、今日が水曜、2日前?「今回は富山から白川郷を抜けて、ここに来る前に霧島城を見てきたんですが、ネットに40分と書いてあったけど凄い山城で50分かかりましたよ」と、延々と話は続く。
本丸広場には桜の木が植えてあった。春になったら見事だろう。

その方は以前百名城を回り、数年前に続百名城が出来たのを知って、また回り始めたとか。「続百名城は山城が多くて大変ですよね。もう47都道府県を3周くらいしていますよ」と笑っていた。定年退職され車中泊をしながら城を巡るのが趣味だそうだ。奥さまは「車に乗るのは50kmが限界」と付き合ってもらえないとか。

城跡を一緒に回ってバイクへ戻ると、看板との記念写真を撮るため移動させた。すると白い車が1台入ってきた。こちらはご夫婦で、伊勢から泊まりで来られたそうだ。「今から愛知へ帰るんですか?」と言われ時計を見て、ようやく14時を回っているのに気が付いた。マズイ。時間オーバーだ。

その車は、私とは逆方向から現れたので、R311までそちらの道は行けるか尋ねると「舗装されたいい道ですよ」との答え。三桁県道だがそっちで帰ろう。お礼を言って出発した。

ご夫婦の言葉に嘘はなかった。先程のK40とは異なり、走りやすい道だった。観光案内所のおじさまに騙されたなと苦笑いしつつ道の駅へ。無事に名城スタンプを押し、御城印も購入した。あとひとつダムを残していたが、間に合いそうにない。今日は諦めよう。

R311で熊野へ向かい、給油するとR42へ。海沿いから山に入ると寒い。止まってインナーをつけ、グローブを変える。後はひたすら北へ向かい、尾鷲北から自動車道に乗った。紀伊長島からの有料区間に入ると、早くも『四日市から渋滞』の文字が。進むうちにどんどん伸びて、ついに20kmに。長い渋滞を走るのは遠慮したいので途中のPAに止まって様子を見たが、あまり遅くなると困るので出発。

完全に止まる渋滞ではなく、ノロノロと進む走りづらい状態だったが、おとなしく車の列に並んで走り、蟹江からは渋滞も解消して19時に無事に帰宅した。


本日も無事故無違反、無転倒でした。

走行距離 約530km
燃費 27.0km/L(本日は良好でした)
本日のレギュラーガソリン
177円/L(尾鷲)、153円/L(地元)

クチスボダム

尾鷲からR425を北へ向かうと現れます。

清流の銚子川も、雨が降らないので水がとても少なかったです。

熊野古道センター

立派なヒノキ造りの建物で、中の展示も充実していました。

熊野古道を歩かれるなら、ここを見てから行くのもいいと思います。

総ヒノキ造りの電動自転車

熊野古道センターは展示館と交流館に分かれていて、交流館に事務所があります。
その前に展示してありました。

土日は外を走れるそうです。動いているところを見たかったなぁ〜

熊野古道センターからの眺め

真っ青な海がちらりと見えました。

今回は、海沿いも走ったのに写真を撮るのを忘れてしまったのが残念です。

下は、熊野古道センターの駐車場。さすがは平日、ガラガラでした。

七色ダム湖

ここには2019年の2月に訪問しているので、今回は通っただけですが、紅葉が綺麗でした。

お昼に食べた肉うどん

特に名産というわけではありませんが、「この辺りには、あまり食べる場所が無いよ」と言われて道の駅のレストランでいただきました。

牛肉も柔らかく、温かいうどんが美味しかったです。

赤木城へ向かう険道

観光案内所のおじさまが勧めてくれた道ですが、これは騙されたとしか思えません(TT)

赤木城

城跡は立派でした。

先日訪れた今治城と同じ藤堂高虎によるもので、野面積みの石垣が綺麗だなと思ったら、1993年に作成された保管保存計画に基づき修復されたようです。

虎口の跡なども説明書きがあり、本丸広場には桜の木が植えられていました。春になったら見事でしょうね。

北山砲

名城スタンプの設置場所、道の駅『熊野・板屋黒兵衛の里』に展示してあった砲台です。

本日ゲットしたものいろいろ

左)北山村の特産、じゃばらという柑橘を使ったラムネと飴、ドリンクの詰め合わせ。

じゃばらは、温州みかんほどの大きさの緑色の柑橘で、北山村の特産品だそうです。

右上)本日のダムカードは2枚^^

右下)高知は宿毛のご当地パン。パンに羊羹が塗ってあります。何故か三重県の高速PAで売られていました。以前高知へ行った時に食べそびれていたので、買って食べてみました。思ったほど甘みもなく、言われなければ気付かないかも?


スポット詳細情報

  • 赤木城
  • 住所:赤木城
  • 駐車:あり

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