四国エリア(香川県) カテゴリ:自然
2020-09-17 01:32:29 走行日:2020-09-13〜2020-09-14
グー!(47)
過去2回、せっかく四国へ行ったのに本場の讃岐うどんを食べそびれたのが心残りだった。今年こそと思っていたら、イベント予定の日に外せない予定が入った。
気落ちしていたら、職場から15日までに有休を取得するように言われ、12日〜14日が3連休に。これなら行ける!
ところが、このところの雷雨と来たら嵐の様で、バイクでのロングツーは危険と感じるほど。天気予報とにらめっこしていたが変わる気配はなく、諦めかけたその時、最南端まで行かなければ大丈夫ではと考え直し、急遽ルート変更。1泊での決行となった。
それにしても、前日になっても予報が変わるので、こうなれば当日ルートを考えようと腹を括る。
関西のブロス友が迎撃してくださると言うので、淡路SAで待ち合わせ。愛知は降っていなかったが、途中兵庫まではかなりの雨に降られる区間がありそうだ。朝4時にカッパを着て出発。もちろん夜明け前で暗い。
新名神で鈴鹿を過ぎ、滋賀県に入る頃から雨になった。土山、信楽辺りは本降りだ。さらにこの後、京都〜大阪に強い雨を降らせる雨雲がレーダーに写っていた。
いつもの大津PAで休憩。カッパスタイルで店に入るのは気が引けたが、ここの屋上からの眺めが気に入っているので寄り道。空は明るくなり、雲の切れ間も見える。
覚悟して走り出すと、思いの外雨は強くない。高槻JCTで新名神に入るはずが左ルートを走ってしまったため吹田を通ったが、雨はほぼ止んでいた。神戸JCTで正規のルートへ戻り三木JCTから淡路へと向かう。
日曜の早朝とあり、車はほとんどいない。
真っ直ぐ明石海峡大橋へ。何度見ても、トンネルを抜けて橋がドンと現れると大きさに圧倒される。
風速は3m。ありがたい。
予定よりも早く淡路SAへ着いた。曇りのためか駐車場は空いている。
間も無く素敵な排気音を響かせてアルファロメオがやって来た。運転手にお会いするのは3年ぶりだろうか。助手席の方とは2週間ぶり。
さて、当初のルートは室戸岬を回って高知へ行き、翌日讃岐うどん巡りをする予定だったが、空を見ると徳島方面には雨雲がかかっている。ならば逆ルートでと、先に讃岐うどん巡りをすることにした。
もうひとつ、今回は四国の最北端と最東端も回りたいと思っていたので、先ずは最北端を目指す。
淡路島を抜けて大鳴門橋を渡れば四国だ。今回も、橋上から渦の端が少しだけ見えた。
高松道をひたすら走り、インターを下りる手前のSAで小休憩。ルートを確認し、ここからは4輪が船頭。志度インターを下りR11を西進してK36へ。少し狭いが、海岸沿いの景色のいい道だ。
最北端は入口がわかりづらく、少し行きすぎて戻ったが無事に到着。この頃には青空になっていて、小豆島もよく見えた。記念撮影をして立ち去ろうとしたその時、1台のバイクが下りてきた。見れば庄内ナンバー。SSTRのゼッケンを着けている。
ソロだったので、写真を撮りましょうかと声をかけた。ステッカーはいつものSSTRとは少し違い16極巡りのもので、今回は初四国で四国4極を回られると言う。お気をつけてと別れ、メインのうどん店に向かう。
四国メンバーにいただいた情報からセレクトし、先ずは白川うどんへ。
ツーリングプラン利用のため、時短のために高速を使った。善通寺インターで下り船頭について行く。そのうちに道から1本奥に店が見えた。
店先の駐車場へ止めて店内に入る。おじさまが麺を打っているのが目に入った。時間が早かったためか、先客は2組くらい。何を食べるか迷ったが、おすすめのザル(小)と掻き揚げを1つ。これで380円は安い。
ツルツルした喉ごしの食べやすい麺で、エビの入った掻き揚げもサクッとして美味しい。食べ終わる頃には客も増えてきたので先へ進む。
ここでいつもの寄り道を。まんのう町役場へ寄ってマンホールカードをもらおうと思ったら、なんとコロナで配布自粛中とのこと。残念。
気を取り直して次の山内うどんへ。こちらはもっとわかりづらく、あっちへ曲がり、こっちへ曲がり、1人だったら大変だっただろう。船頭してもらえて本当に助かった。
店先に人がいたので待つのかと思ったら、食べ終わって休憩しているだけで、ここも直ぐに入れた。ひやひやかけうどん(小)とゲソ天を注文して360円。やはり安い。
こちらはもっちりとしたコシのある太麺で、少し不揃いなのが手打ち感がある。いりこ出汁の利いた汁も美味しい。ゲソ天は衣にもしっかり味がついていて、ボリューミーでお腹一杯。他にも数店教えていただいたが、2軒でギブアップとなった。
さて、このあとは高知へ移動してお城を見る予定だったが、時間もあるので祖谷渓へ寄り道することになった。ここも昨年、雨で断念した場所だ。R32で香川から徳島へ。吉野川を渡りさらに南下していく。
祖谷渓の看板に従いK32へ左折するところで船頭交代。というか、道が狭く離合が難しいのでバイクが先の方がいいらしい。
確かになかなかの険道で、枯葉や枝が散乱している。4輪が来たら、バイクでも徐行しないと危ない。トコトコ登っていくと展望台の看板があり、駐車場があった。
かなり登ってきていたので綺麗な渓谷を見下ろせたが、目指す場所はもう少し先のようだ。さらに数キロ登った先に駐車車両が見えた。小便小僧の像だ。
下を覗き込むと結構な高さで、遥か下に青い川が見える。記念撮影して最後の目的地、祖谷のかずら橋へと下る。
ところがこちらは賑やかな観光地。駐車場も車がいっぱいで、車道にも人が溢れていた。これは止めた方が良さそうだ。
このあとR32へ出ると私は左折、彼らは右折して帰路へむかうため、挨拶する場所も無いので、ここでお礼を言って別れた。
大豊インターから高速に乗り高知を目指すが、少し前から給油ランプが点滅していた。山の中のスタンドが休みなのはわかっていたが、高知市内までの距離がつかめない。PAで止まり、マップでインター近くのスタンドを探す。
見当をつけて、トイレ休憩を済ませて戻ると、隣に『徳島行』のシールを貼ったオフ車が1台。
ラリーか何かやってるんですか?「いえ、フェリーで徳島へ来たまま取るのを忘れてました」
どちらから?「千葉です。これから四国をぐるっと回ってしまなみ海道を渡り、日本海側を走るつもりです」
何日ほど?「6日間です」良いですね。気を付けて。
高知インターを下りると真っ先にスタンドへ寄った。時間が圧してきた。路面電車の線路に気を付けながら苦手な街中を走り、高知城へと向かう。ところが、駐車場を見つけて止めようとしたらバイクはダメと言う。ここまで来てそれはない。路駐で捕まるかもと思いながら、城の北側へ止めた。
山の中は24〜27℃と快適だったが、市内は暑い。おまけに登りだ。汗をかきながら入口へ。せっかくなので天守閣を見よう。上まで登ると、高知市内はもちろんぐるりと山並みも見渡せた。
風が吹いて気持ちいい。
小学生くらいの男の子と祖父母の3人組みが同じように涼んでいた。
お近くですか?
「丸亀です。昨日は道後温泉に泊まって、松山城と宇和島城を見て、ここへ来ました」
お城が好きなんですね。「ええ、孫が」
見れば、男の子は名城スタンプ帳を持っている。
「どちらからですか?」愛知です。「名古屋城!犬山城!」と元気に少年が答えた。
いつか来てねと挨拶し、天守閣を下った。ドキドキしながらバイクへ戻ると、無事にそこにあった。
さて、あとはホテルへ向かうだけ。と言っても10分もかからない。
高知駅前を通りホテルへ到着。
バイクを止めてフロントへ。素泊まりなので、荷物を置いて一息ついたら夕食の店を探しに外へ出た。
ホテルでもらった地図を片手にブラブラ散策する。高知のブロス友に鰹が美味しいと教えてもらった店があったので、そこへ行くことにした。
ホテルで晩酌きっぷをもらったので、それを見せると限定メニューをいただけた。鰹のタタキや握り、青さのりの天ぷらなど地元の食材が味わえるセットで、どれも美味しかった。
朝早くから走っていたので、そろそろ疲れが出ていた。お店をハシゴするほどお腹にスペースもなく、はりまや橋を見たり、アンパンマンのモニュメントを見たりしながら歩いてホテルへ戻った。
このホテルはビジホだが、大浴場がある。それもここに決めたポイントだった。女性客は少ないのか、貸切りでのんびり湯に浸かりリフレッシュ。
明日は、プランを入れ換えたため少しハードスケジュールになるかも。そんなことを考えながら眠りについた。
本日も無事故無違反、無転倒でした。
走行距離 約600km
燃費は2日間合算
本日のレギュラーガソリン
154円/L(淡路SA)、145円/L(高知市内)
ホテルへ戻る途中で…
左上)路面電車が来たので記念に。
右上)高知といえばアンパンマンの生みの親、やなせたかしさんの出身地ですね。あちこちにモニュメントがありました。
左下)こんなキャンペーンをやっていました。
高知家のバッジもいただきましたよ(^^)v
右下)大浴場です。広々としてくつろげました〜
追記)
ビジホとしては広いと言う意味です(^^;
はりまや橋も見ましたよ。この日は散策のお陰で、歩数も一万歩越えました。足が…
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