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山梨のダム巡りとぶどうの丘と

甲信越エリア(山梨県) カテゴリ:その他
2017-09-13 23:31:17 走行日:2017-09-10〜2017-09-10
グー!(66)

先月キャンプツーでご一緒したRさんから、「山梨へツーリングに行きませんか」とお誘いを受けた。

この週は土曜日も仕事で、どうしようかなと一瞬迷ったが、晴れ男のBさんも参加されるとあり、一週間の活力を得るために出掛けることに。
せっかくなのでダムを見たい。リクエストするとOKの返事。3人なのでルート決めも速い。集合場所と時間を打ち合わせ、前日は早目に就寝。

いつもより少し遅めの8時半に、甲府昭和インター出口でBさんと落ち合うことにした。5時過ぎに家を出て高速を走りながら、先月は土砂崩れで瑞浪〜恵那間が通行止めで下道を走ったっけと思い出す。土砂崩れと言っても結局は人災だったのだが、現場はまだブルーシートが被ったままだった。

高速の流れはスムーズで、予定よりもずいぶん早く7時過ぎには諏訪SAに到着。伊那谷は雨が降ったのか路面が濡れていたが、ここも水溜まりができていた。幸い雨雲は見当たらない。

この日は山中湖で『関東ゼファー祭・2017』があったため、駐車場はカワサキ率が異様に高かった。
何気に隣にいたカワサキライダーに声をかけると、彼はビーナスラインへ行くと言う。よく見ると愛機はダエグだった。カワサキ車には違いないが…

長目に休憩して、さて、とナビで確かめると、集合場所まで55分かかると出た。ヤバイ。慌てて出発。しかしここでも騙されて15分前には着いてしまった。
インターを出て、あれ? このインターUターン出来ないぞ? Bさんが来る方向は逆なのでどうするんだろう。そんなことを考えているうちに本人が現れた。思った通り逆から来たので、「そっちに行けな〜い」とメールが来た。
「どうしますか?」
「とりあえず先に行って」

Rさんとの待ち合わせ場所までは一本道なので迷う心配はない。途中で給油するためにスタンドへ寄ったが、カードがうまく通らずモタモタ。ようやく国道へ戻ったら、いきなり隣にBさんが現れてビックリ。
「高速に1区間だけ乗って、下りて追いかけてきた」とのこと。
そのまま直進すると、間もなくRさんの泊まっていた温泉施設に到着した。

キャンプから3週間しかたっていないので、久しぶりという感覚はない。3台の写真を撮って出発。山に雲がかかっていたが、空は青空。今日も暑くなりそうだ。

先ずは石和温泉を抜けて西関東道路を通り、果樹園の中を緩やかなカーブを描きながら走るフルーツラインを上って笛吹川フルーツパークへ。
昨年のGWに、当時乗っていたGB250クラブマンで、同じGB乗りのJさんと走った道だ。あの日も晴れて暑かったっけ。
ここは高台にあるので街を見渡せる。まだミンミンゼミの合唱が聞こえる中、家族連れが次々とやってくる。人気スポットのようだ。

気温も上がってきたので涼しい所へ。最初の目的地琴川ダムへ向かう。フルーツラインを走りR140雁坂道へ出て、窪平トンネルを抜けると直ぐに左折してK219へ入る。
この辺りを走ると周りはブドウ畑ばかり。綺麗に作られたブドウ棚に、袋をかけたブドウがたわわに実っている。
道の脇には『巨峰の丘』という看板が見えた。まさにその通りのネーミングだ。気持ちよく走っていると、しばらく直線が続いていたかと思ったら急にクネクネ道になった。
『こ・と・が・わ・ダ・ム』と一文字ずつ看板があり、琴川ダムまであと6Km、あと5劼箸修譴召豕離が記されていた。
ぐんぐん標高が上がっていくのがわかる。タイトなブラインドコーナーの連続で面白いが、時おり対向車が来たり自転車がいたりと気は抜けない。

突然、視界が開け湖が現れた。
『乙女湖』
名の通り青く美しい。
湖岸を走り、ダムの管理事務所へ。思ったよりも車が止まっていた。駐車場へバイクを止めインターホンを鳴らす。
ダムカードをいただけますか?「どこから来たの?」「僕は新潟」「地元山梨」「愛知です」とそれぞれ答える。
「またバラバラだね。どういう集まり?」バイクのSNSの知り合いです。「いいねぇ」と言いながら、周辺の地図を持ってきてくださった。
「この前は、四国からハーレーで女の子ばかり20台くらい来たよ。この道を行くとクリスタルラインだけど、マフラーをガリガリ擦ったと言っていたな」
おじさんの話を聞いていると、結構あちこちから来るらしい。話している間にも、数台のバイクがやってきた。ダムカードはもらわずに帰っていったけれど。

ちなみにこのダムは標高1500mあり、7月に行った黒部ダムと同じだと聞いて驚いた。黒部ダムへの入口『扇沢駅』も1500m。トロリーバスで上るので高く感じるが、確かにダムは下にあった。なんだか不思議。
風が吹くと涼しくて気持ち良い。下りたくなくなるが、そろそろ行かないと。
おじさんに挨拶をして次のダムへ。

同じルートだと面白くないだろうと、ぐるりと周回するコースで下る。今度はセンターラインがない道幅で、端には落ち葉も積もっている。ペースダウンしてゆっくり走る。
先ほど通った窪平トンネルの入り口へ戻った。そこから雁坂道を秩父方面へ。秩父って埼玉だよね。そんな所まで来ているんだと内心驚きつつ、ここも快走して広瀬湖へ。

今度は水が少なく茶色く濁っていた。
こんなに近くなのに、こっちは雨が降らないのかな。不思議に思っていると、管理事務所のおじさんが「溜まった土を掘るために水を抜いているんだよ」と教えてくださった。
ここでも「どこから来たの?」と聞かれ、同じような会話を繰り返した。
その後、ダムの堰堤の上を歩いて渡り、ちょっとした広場へ。流木が置いてあり「ご自由にどうぞ」とあったが、さすがに持ち帰れない。ロックフィルダムだが、吐水口やゲートの感じは重力式コンクリートダムのようだ。

「そろそろお昼にしましょうか」Bさんの言葉で、少し先にある道の駅『みとみ』へ。
ここは雁坂トンネルの入口(埼玉から来ると出口)にあたり、車もバイクもたくさんいた。
食堂へ入ると、風間深志のパリダカ完走記念、南極点到達といったパネルとバイクが展示してあった。
メニューに『宝刀コロッケ』というのがあり、珍しいので頼んでみた。山梨名物の『ほうとう』に衣をつけてコロッケにしてある。サクサクして美味しかった。

食後のコーヒーで休憩したのち、雁坂道の下りをハイペースで下る。そして再びフルーツラインへ。
走りながら、あの時、GBを止めて写真を撮ったあの駐車場の横を通った。懐かしいな。『勝沼ぶどう郷駅』、駅名に果物の名前がついているなんて面白い。
そんなことを思っているうちに、たくさんの人と車でにぎわう場所へ着いた。『勝沼ぶどうの丘』だ。
ぐるりと館内を見て歩くが、とにかく人が多い。外へ出ると、朝通ったフルーツパークが街を挟んでちょうど向かい側に見えた。展望スペースには『恋人の聖地』の看板。最近あちこちで見かけるな。

噴水のある広場にベンチがあったので、座って休憩。さすがに勝沼は暑い。涼しいダムから下りてきたので余計にそう感じた。
そのうちに風が出てきた。これはマズいかも・・・
「帰りは勝沼インターから高速に乗りましょうか」
空を見ながらそう言った時は、すでに4時を回っていた。

ぶどうの丘を下りて、インターへ向かう道へ合流したちょうどその時、ポツリ、ポツリと大粒の雨が落ちてきた。
これはヤバイな。
インターまではわずか1.5辧I畸覆覆蕕△辰箸いΥ屬肪紊距離が、このシーズンはぶどう渋滞で動かない。
おかげで、Bさんと走っていて、初めての雨に降られた。

東京方面への渋滞は半端なく、料金所の手前から動かない。ちょいとすり抜けて、誰もいない長野方面へするりと逃げる。
高速に乗るとすぐに路面も乾いていて、降った形跡は無し。釈迦堂PAで止まり、濡れたジャケットを脱ぐ。この暑さなら、走ればすぐに乾きそうだ。
ここで本日のソフトを。桔梗信玄ソフトがあったので、迷わずチョイス。
久しぶりに食べたが、やはり美味しい。Rさんは初めて食べれたと喜んでいた。

さて、そろそろお別れの時間だ。「今年は、もうあと1回走れるかな?」「寒くなる前にね」
そんな挨拶を交わして本線へ。Bさんは甲府南インターで下り、Rさんとは諏訪南SAまで一緒に走った。ところが、ここで給油するつもりだったが、案内に給油所のマークがなくてドキドキ。さすがに無給油では心もとない。
案内図を見ると、ちゃんと出口にあった。良かった。
日が暮れかけ、灯りがともり始めた諏訪湖を眺める。この景色、いつ見てもいいなぁ。

ここから自宅まで、お互いに約200劼瞭擦里蠅澄
「気を付けて」
給油を済ませ、挨拶をして本線へ。岡谷JCでホーンを鳴らし、手を振って別れる。

中央道はいつもより車が多かった。流れも遅い。でも、眠気はない。
阿智PAで休憩するつもりが、バイクも車もいっぱいで止められず、昨秋転倒した嫌な記憶が蘇る。
屏風山PAでようやく休憩。先月は、ここでセミの声とムッとした暑さを感じたが、インナーを着ていても暑くない。
もう秋はすぐそこに来ているようだ。今回も楽しかったな。
朝5時に出て21時に帰宅。16時間のツーリングを無事に終えた。


今回も、無事故無違反、無転倒でした。

走行距離 約640km
燃費 25.5km/L(少し悪い)
本日のレギュラーガソリン 
123円/L(山梨)、145円/L(高速)、116円/L(愛知)

朝の諏訪湖SA

雨が降った後という感じがしますね。

この時間、ビーナスラインは雨でしょうか・・・

笛吹川フルーツパークにて

本日参加の3台

先月のキャンプツーと同じです。

琴川ダム

上)乙女湖と名前が付くだけあり、綺麗な湖でした。

下)正統派、重力式コンクリートダム

琴川ダムへの道

同行したRさんから写真をいただきました。

左)K219は舗装も綺麗で走りやすかったです。

右)下りはご覧の通り。道幅も狭く、落ち葉が・・・

広瀬ダム

ロックフィルダムですが、全体を見れる場所は、おそらく国道で少し下った辺りかな?

道の駅みとみにて

左上)宝刀コロッケ定食をいただきました

右上)アップにしましたが、わかるでしょうか。

下)道の駅全景

風間深志さんの南極号

実際に到達したときの写真とバイクが展示してありました。

この時かかった費用は、なんと1億4千万円!

勝沼ぶどうの丘

左上)ぶどう棚の連なる丘

左下)先ほど走ってきたダムの方面には雲が・・・

右)3台揃い踏み〜

桔梗信玄ソフト

コーンの上にバニラソフト、そこへ信玄餅がゴロゴロ

きなこと黒蜜がマッチして美味(^^)

諏訪湖SAにて

上)見え隠れしていた八ヶ岳が、シルエットですが姿を見せてくれました。

下)灯りがともり始めた諏訪湖
 この景色、何度見ても好きです。


スポット詳細情報

  • 琴川ダム
  • 住所:琴川ダム
  • 駐車:あり

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