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2023年 関東甲信越ツーリング 〜そうだ!富士山を観に行こう!〜≪前編≫

関東エリア(神奈川県) カテゴリ:自然
2023-05-20 21:37:29 走行日:2023-04-26〜2023-05-03
グー!(11)

4月26日 水曜日 小雨
日々の仕事で溜まったストレスを120%発散できるよう、混雑を避けゴールデンウィークの3日前に出発し、目指すは日本を象徴する山「富士山」だ。
札幌を正午に家を出たが、その時から小雨が降っていて、苫小牧に近づくにつれて雨が激しくなり、途中でエンジンがボコボコ言って少々調子が良くない。
午後2時には苫小牧東港のフェリーターミナルに到着し、受付を済ませてから2階のロビーで2時間半も待つことになった。(写真1)
バイクは私と若者の乗るエストレアの2台、若者は大学4年生で新潟から長野を経由して関西方面を目指すらしい。
苫小牧発新潟行きの新日本海フェリーは、予定通り午後5時に出航したが、外海は荒れ模様のため外には出られない。苫小牧港を出ると船は大きく揺れ始めたので、酔い止めの薬を飲んで早々に寝ることにする。

4月27日 木曜日 快晴
午前6時ころに目が覚めた。海は静まり揺れは無くなっている。昔は少しの揺れでも船酔いしたが、歳のせいで感覚も衰えたのか、全く船酔いすることなく新潟に着いた。
予定より少し早く午前9時に新潟港に到着。下船後は新潟市内を通り、R402越後七浦シーサイドラインを南に向かって走る。海岸線は北海道の岩内や瀬棚方面の海岸線に似ていて、きれいなワインディングが長く続いて気持ちが良い。(写真2)
道の駅 「出雲崎 天領の里」に立ち寄り、ランチに磯のリともずくの沢山入った「浜ラーメン」を食べたが、見た目は真っ黒で「美味しそう」には見えないが、食べてみると出汁が利いて、とても美味しい。
R402を更に南下し、柏崎や直江津を経由して糸魚川のフォッサマグナミュージアムには午後2時30分頃に到着した。
館内に入り急いで施設を見学してから、ミュージアムを出て、一番見たいと思っていた断層を探したが見当たらない。再びミュージアムに戻って職員さんに場所を聞いたところ、かなり離れた場所にあるらしい。
急いで断層のある「フォッサマグナパーク」に向かい、R148沿いのパーキングにバイクを停め、歩いて山道を10分ほど進むと断層が見えてきた。
糸魚川、静岡構造線に当たる断層の西側は2億7千万年前の古い地層、東側は1600万年前の新しい地層で、明らかに色が違っており、ここが日本の真ん中を走る断層なのかと思うと、ちょっと興奮する。(写真3)
時間が無いので早々に「フォッサマグナパーク」を出て、R148を東に向かって走っていると遠くに飛騨山脈の立山や槍ヶ岳、穂高岳などが、綺麗な姿を見せてくれる。
安曇野市に入るあたりから、道路が混雑しはじめ、松本市にはいると渋滞に巻き込まれた。今日の予定では松本城を見学するはずだったが、閉館時間の午後4時には間に合いそうもない。午後6時に松本城に到着。見学は翌日に持ち越すことにして、この日は宿のある塩尻に向かうこととした。

4月28日 金曜日 快晴
昨日は渋滞で松本城を見学できなかったので、ホテルのフロントに聞いたところ、ほぼ毎日のように渋滞しているらしい。
今朝は早起きしてホテルの朝食を待たずに出発。松本城西側の市営駐車場にバイクを停め、係のおじさんに「早いね〜」と言われ、改めて時計を見ると、開場の1時間以上も前だった。この駐車場はお城の西側で「高麗門」まで徒歩で5分ほどの位置にあり、バイクは100円で駐車できるのでお勧めだ。
お濠周りを歩いていると、たくさんの鯉が餌を求めて寄って来る。お城の入場は午前8時30分からで、開門とともにお城に向かい、急な階段に息を切らし、大きな梁に頭をぶつけそうになりながら、天守閣に一番のりした。(写真4)
天守閣からは松本の市街地は一望でき、遠くには頂きに雪の残る飛騨山脈を眺めることが出来るが、窓枠の鉄製の格子が無ければもっと良かったと思う。
午前9時には松本をあとにして、団塊ライダーさんとKATさんの待つ富士吉田へ向かう。少し時間に余裕があったはずが、高速道路で向かう途中で道を間違えたりしているうちに、出発が10時になってしまう。
長野自動車道を走り、途中の岡谷JCTから中央道に変わって諏訪湖の綺麗な姿を左手に見ながら更に進む。
250TRのエンジンを労わるために八ヶ岳PAで小休止、再び、中央道を走っていると突然、目の前に「富士山」が現れたのには感動して、思わず「おお〜!」と言ってしまった。
「大月JCT」から「河口湖・山中湖」方面に進み、富士吉田線の「富士吉田西桂」スマートICから「道の駅富士吉田」を目指すが、またまた道に迷い、近くのイエローハットで道を聞き、約束の正午から約20分遅れで「道の駅 富士吉田」に到着した。
「道の駅 富士吉田」では、すぐに団塊ライダーさんとKATさんのお二人が来てくれて、とても安心しました。
お昼に名物の「肉うどん」と「馬肉のメンチカツ」をご馳走になり、その後「山中湖」に向かった。山中湖では天候にも恵まれ、とても大きくて、美しい「富士山」に感動した。
「道志道」のクネクネを走り「宮ケ瀬湖」に到着。パーキングにはアメリカンからレーサーレプリカ、ヤンキー仕様まで様々なバイクが来ていて、目を楽しませてくれる。
「宮ケ瀬湖」を後にして「オギノパン」で揚げドーナツと缶コーヒーを頂き、おしゃべりをして楽しい時間を過ごしたが、日も沈みかけて来たので、団塊ライダーさんとはここでお別れし、KATさんに途中の横浜横須賀道までの道を案内して頂いた。
団塊ライダーさんもKATさんも、初対面とは思えないくらいくらい、久しぶりに会う従兄弟のような感じで会話も弾み、共に過ごした楽しい時間は、忘れられない良い思い出になった。(写真5、6)

4月29日 土曜日 晴
KATさんから「ゴールデンウィークはどこも混むし、明日のフェリーもバイクは台数に限りがあるので、早めに行くくらいが良いかもしれない。」とのアドバイスを頂いたので、朝食を早めに済ませ午前7時30分頃にはホテルを出た。久里浜港には午前8時過ぎに着き、係員の人から「8時20分発には、まだ間に合うので急いで乗船券を買ってください。」と言われ、チケット売り場に飛び込み、ギリギリセーフ。
フェリーは東京湾を横切り、千葉の金谷港まで約40分の短い船旅ではあったが、途中で海上自衛隊の潜水艦と行き交い、初めて生潜水艦を見ることが出来た。
午前9時に金谷港に到着、今日は札幌出身で千葉県在住の豊平川さんが房総半島を案内してくれる。待ち合わせの午前10時より少し早く豊平川さんがHONDA CRF250RALLYに乗って来てくれた。(写真7)
挨拶もそこそこに、燈籠坂大師の切通しトンネルへ向かったが、昭和の初めに造られたという手掘りのトンネルは、まるで秘境のような場所で、いきなり凄い場所へ案内され、かなりワクワクした。(写真8)
次の房総半島最南端の「野島崎灯台」では、全国に16カ所ある内部に登ることができる灯台のひとつで、初めて灯台の上まで登ることが出来た。展望デッキに出ると南房総国定公園の名にふさわしく、綺麗な海岸線が続いていて、時より吹いてくる浜風は心地良い。
ランチの房洲ラーメン「はまぐりラーメン」を頂いた後、鴨川の手前から県道を山側に進み「亀岩の洞窟」に到着。水路を作るための掘られたトンネルの先には亀岩が見え、静かできれいな場所だ。
「亀岩の洞窟」を出て、豊平川さんの後を付いて、林道を走っていると分岐路に差し掛かる。ここがどうやらポイントの様だ。(写真9)
古い看板には左側が「林道」と書かれている。ぬかるんだ「林道」を進んで行く先に江戸古道があるらしいが、反対側から来たホンダ ハンターカブのライダーが「この先は無理だ。」と言っていたので、ここで勇気ある撤退とした。(写真10)
最後に国の天然記念物に指定された「チバニアン」を見学してからホテルに向かったが、豊平川さんのお陰で千葉の定番の観光地ばかりではなく、林道や秘境を織り交ぜた房総半島のツーリングコースをアドベンチャー気分で味わうことが出来、とても感謝な1日だった。


スポット詳細情報

  • 山中湖、房総半島

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