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伊豆石廊崎にて!!〜ライダーの血に導かれて

東海エリア(静岡県) カテゴリ:自然
2011-10-20 22:09:47 走行日:2011-10-10〜2011-10-10
グー!(9)

ライダーは大地の果てを目指す

理由などいらない
自分が走った証を求めてライダーは
道が途絶える場所を目指すのだ
そんなライダーの血は
私にだって当然流れていた


伊豆半島、その南端石廊崎───

小さな入り江の漁港に早朝たどり着いた
まだ朝早くて人の姿はない
、、いや傍らの一軒のモーテルに
数人、そしてネコ

私はそのモーテルの女マスターに
この先の道の話を聞いた
大方想像はついていたが
岬の先端までの道は
やはりここでもハードな最後の難関のようだ
どんな場所だって大地は容易には
旅人を絶景に近づけはしない

私は一本のミネラルウォーターを買った
これがこの先私の命をつなぎとめる
そんな予感がしたから、、


いよいよ最後の道へ踏み込んでいく
入り江の岸壁を昇っていく一本の道───
ゆったりとしたワインディングだが
荒々しい岸壁を激しく昇る
急勾配の道だ
来た場所を見下ろすと
遥か下にさっきのネコが落ちている
入り江の漁港の風景は美しいが
それをゆっくり目にしている暇はない

道の傍らにあるベンチが
その道の勾配の激しさを物語る
そう、勾配が激しい場所のベンチには
足など片方だけでいいのだ

ハートの四気筒が悲鳴を上げる
予想以上のハードさだ
しかし徐々に岩場の向こうに見える海が広がるにつれ
私の気持ちも高まっていく
私は──必ずやこの岬を踏破するっ!
一旦停まりさっき買ったミネラルウォーターを飲む
少しだけ喉をうるおし、また道を進む


勾配が少し和らぐ
もうかなり昇ったのだろう
しかしここで道は一旦海から離れる

旅人を迎えるのはひとつの廃墟
かつてここが沢山の旅人で賑わった時の
夢の跡であろう
朝が早いせいか辺りには誰もいない
寂れた光景に少しばかりの不安が
旅人の心を揺るがそうと悪戯をする

ここで目にするのは古い看板
「チュウチュウトレイン」
あの歌のルーツがこんな所に埋もれていたのかと
思わぬ発見に衝撃を受ける
旅人の行く先にはいつだって
先人の想い、古代のロマンが
こうやって待ち受けているのだ
誰もいないのでとりあえず歌う事にする


歌の力が不安という悪魔の悪戯を吹き飛ばし
私はその廃墟を無事に通り抜けた
そして目の前に小さなひとつの灯台
───その向こうに大海原!!

ついに太平洋が見えた!

感激にはやる気持ちをおさえつつ
最後の道を進んでいく、、、、

そしてたどり着いたのは

まさしく地の果ての絶景!!

岬から突き出た岩場まで続き
そこで途切れる道
そして小さな祠
そこから360度見渡せる大パノラマ

朝早いからか誰もいない
私だけの絶景
思わず雄たけびを上げる

この瞬間私は伊豆最南端に立つ人間
、、、いや、ライダー
よく見たら南端は隣の岩場で
そこに釣り人がいた
釣り人はいつだって端っこにいる、釣り人強し!



,,,,,あ、漁港でバイク停めて(バイク100円)
あとは徒歩ですからねーヽ(´ー`)ノ
モーテルの女マスター(オミヤゲ屋のおばちゃん)
ありがとでしたー(*´Д`*)
道はめっちゃハードですが
その価値がある絶景でしたっ!

↓ 写真に収まりきらなかった絶景を、貴方へっ!(動画)

<p><a href="http://www.youtube.com/watch?v=ZD9H1xTcFmU
">http://www.youtube.com/watch?v=ZD9H1xTcFmU
</a></p>

i-Phoneなので画質はアレですけど、、、

旅人は入り江の漁港にたどりつく

激しすぎるワインディングの洗礼!
絶景は旅人を易々とは迎え入れないのだ

遥か眼下にくつろぐネコ
ネコにライダーの血など
わかりはしない

急勾配の道のベンチに
足など片方でいい

ひたすら昇る
遥か向こうに感じる絶景の予感

なんか一人で色々盛り上がってたら
ひょっこり現れる小さな灯台

そして地の果てる場所へっ!

ずどどーん!!っと太平洋!

遠くに島が見える

なんかこの辺りが
紀伊半島の白浜三段壁に似てる気がしますね


スポット詳細情報

  • 伊豆 石廊崎

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