東北エリア（宮城県） カテゴリ：その他
2013-03-12 20:57:35 走行日：2013-03-11〜2013-03-11
グー！（7）
昨日、3月11日で東日本大震災から2年がたちました。
私自身、仙台空港近くで津波により被災。一晩孤立しました。
あの日から2年がたち、春から新しい場所で新しい生活が始まります。
故郷で過ごせる残りわずかな時間、最後になるだろう故郷での3月11日。
その姿をしっかり目に焼き付けておこうと、たくさんの思い出があった、名取市の閖上地区に向かいました。
約1時間かからないくらいの距離でしたので、昼過ぎに自宅を出発し、2時ころに到着。
震災後初めてくる閖上は、跡形もなく、自分がどこを走っているのかもわからない状態でした。
住宅地の中を走っているはずの道路は、まわりは何もないさら地になり、かろうじて住宅が建っていたとみられる基礎だけが残っているだけでした。
海岸線は護岸工事で立ち入り禁止だったため、近くの空き地にバイクを止め、阿武隈川の河口付近から海に向かって黙とうしました。
周辺は3月11日ということもあり、県内外からの車やタクシーなどが多く止まっており、発生時刻が近くなると、慰霊碑のある日和山は混雑していました。
なので私は黙祷をして、混雑が解消したころに日和山に向かい、慰霊碑に手を合わせてきました。
小さな日和山からは昔までの景色はなく、ただただ、茶色の砂と住宅の基礎だけが目に入り、改めて今回の震災の被害の大きさ、自分が助かった奇跡を実感しました。
日和山にはたくさんの方々が献花に訪れていましたが、その中にはタブレットで動画を撮影している人を何人か目にしました。明らかに地元の人でないと分かりましたが、その方が慰霊碑に手を合わせる際、案内していた方に『拝んでる風に撮ってください。』といった言葉には、とても違和感を感じました。
その方は悪意があって言ったのではないと思いますが、自分にはとても違和感の残る言葉でした。
近くには閖上さいかい市場があったので、寄って帰りたかったのですが、ガソリンを入れたら財布がスッカラカンになってしまったので、また次回にしました（笑）
まだまだ復興への道のりは長いですが、自分も精一杯頑張ろうと思えるツーリングでした。
復興へは、たくさんの方々の協力が必要です。
私は故郷を離れますが、このレポートを読んだライダーさんが被災地に足を運んでくださればと思います。被災地の人々は心よりみなさんのお越しをお待ちしております。
ぜひ、宮城県、岩手県、福島県の被災地に足を運んでみてください。
つたない文章、長々と失礼しました。
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