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極寒の日に面影探して

中国エリア(広島県) カテゴリ:自然
2020-12-17 17:53:33 走行日:2020-12-16〜2020-12-16
グー!(40)

人生ツイてない潮目に当たることが度々あります。職場、家庭ともにどうしようもない事に遭遇してお疲れモード。
♪忘れてしまいたいことや、どうしようも無い寂しさに、包まれた時に男は、酒を飲むのでしょう♪と河島英五兄貴が唄っておられましたが、アルコールを分解できない体質のわたくしは一体どうすればよいのでしょう?
その答えは「バイクに乗るのでしょう♪」です(≧▽≦)バイク海苔の一番の栄養補給はバイクに乗ることでしょう(*^^*)
 そんな訳で会社から提示されていた夏季期間の休暇日数を使い切るため、超遅い夏休みを取得しツーリングに出かけることにしました。本当ならばフェリーで九州まで行き、2泊ぐらいして来たかったのですが、コロナウイルスの感染拡大に伴う旅行の自粛という事もあり、日帰りで人の居ないところを選ばなくてはなりません。 更に悪い事に、予定していた日は最強寒波が押し寄せて本州中部でも積雪があるとの予報。行けるところは限られてます。そこまでツイてないか(>_<) アッサリ諦めれば良いものでしょうが、元気をもらうためにどうしても走りたい。行けるのは瀬戸内側の海沿いぐらい。ならば、自分の両親のルーツでもある瀬戸内の街を墓参りがてら巡ってみよう。日帰りだから、早朝に出て日没までには帰ることにしました。
 当日は4時に起床、布団から出たら超寒い!((+_+)) 前日に用意していた装備、電熱ベスト、電熱パンツ、電熱グラブ、そして極暖ヒートテック、ブーツには中敷きタイプの使い捨てカイロ等で完全武装し、5時前に家を出発。自宅周りの気温は1度ほど。急に寒くなったものだから体が慣れておらず超寒い。高速に乗ると速度域も上がって外気以上に体感温度は低くなります。電熱の効いているところは良いのですが、無い部分が痛くなるほどの冷たさ。 第二神明〜加古川・姫路バイパスを経由し山陽道に乗りトラックに囲まれながら西へ西へ。途中電光掲示板に「○○より先冬用タイヤ規制」の文字。
 一瞬だったのでどこから先が通行止めかわからず備前SAに緊急停車。とにかく寒くて仕方なかったのでタダのお茶で体を温めつつ、インフォメーションが映ってる液晶モニターを見ると、規制は中国道とそこへ至る尾道道に出ており、山陽道には影響が無いと確認でき一安心。 電熱グッズの温度を上げてまずは東広島、西条を目指します。西条には父方の先祖代々の墓があり、親父の遺骨も半分納骨してあります。実はこの墓、元々は広島湾にある島「能美島」にありました。ここには伯母が一人暮らしをしていましたが、伯母が亡くなり、そのお墓の世話をしに行った従兄弟も墓の近くで倒れて亡くなるなどで従兄弟の家族がお墓を移転して来ていたのです。そんなお墓ですから自分的には何だかそこに亡くなった人たちの御魂が宿っているとは思えず、島にあった場所に行こうと思ってました。
 子供の頃、島に行くには広島港の宇品からフェリーに乗って行っていましたが今は呉の音戸の瀬戸から橋を2本伝いに行くことが出来ます。今は誰も住んで居ない伯母の家と墓のあった山の斜面に行ってみました。その後は従兄弟のバイクに親父と2人乗りして親戚の家に行った道を自分のバイクで走ってみたり。ここへはもう来る理由が無くなってしましたので、この日が最後になるかもと感慨深げにじっくりと走りました。
 次は母方の先祖の墓がある福山市の鞆の浦に向かいます。鞆の浦には子供の頃には母親に連れられて良く行ってましたが、中学生になってからは一度も墓参りには行ってません。自分のイメージですと海沿いの狭い道に囲まれたお寺に墓があったと記憶していました。しかし、鞆の浦も「崖の上のポニョ」の舞台のモデルになったとかですっかり観光地化していて、子供の頃の記憶と街並みがすっかり変わってしまって、結局墓を見つけることが出来ず仕舞いでした^^;
 その後は福山東ICに向かい、ひたすら行きと同じ道を戻って16時頃に帰宅しました。

 凍結、積雪などの危険もあり、行ける場所が限られたツーリングでしたが、日々の忙しさなどで忘れかけていた事を思い出し、そこかしこで在りし日の故人の面影に出会え、心に十分な栄養が補給されたと思います。鞆の浦のお墓については毎年墓参りしている従兄弟にしっかりと場所を聞いてリベンジしなければなりませんね。(*´ω`*)


本日水揚げ 
 総走行距離 679Km 平均燃費22.1Km/L

早朝の墓参りです

5時前に家を出て墓地に着いたのは8時半ごろ。西条の街は出勤時間で墓地には誰もおらず。朝が早いと花も買えず、おまけにお線香も忘れてくる始末。
ご先祖様にはお叱りを受けそうです^^;

音戸大橋と早瀬大橋

呉の街の南端、警固屋と倉橋島を結ぶ音戸大橋は2回転半するループが特徴的。今は第二音戸大橋が出来て影が薄いです。
早瀬大橋は倉橋島と江田島を結んでおり、2本の橋が本州との往来をしやすくしてます。昔はフェリーで渡ってたんですけどねぇ(*´ω`*)

ふれあいプラザさくらからの景色

一日を通しておおむねお日様が顔を出してました。
島にある「ふれあいプラザさくら」は「大豆うどん」が秘密のケンミンショーでも取り上げられて有名になりました。食事はどこにも寄らずと決めてましたが、朝ごはんがまだで、超寒くてうどんが食べたいと立ち寄りましたが、開店時間まで間があったので食べずに立ち去り((+_+))ちゃんと感染予防しろとの神のお達しでしょう(涙)

今はもう誰も…

元々は叔父が歯科医院を開業していた家。早くに叔父が亡くなってから伯母は亡くなるまで一人で住んでいました。今は誰も住んでないはずですが、庭の植木も綺麗に剪定されてたり、花壇に花が咲いてたり。従兄弟の家族が手入れをしているのでしょうか?
玄関に足が悪かった伯母が使っていた手押し車がそのまま置いてありました。
今にも玄関から腰の曲がった伯母が「ようきんさったねぇ〜」とニコニコしながら出て来そうに思いました。

またまたケンミンショーネタです

江田島にある二反田醤油が販売する万能調味料「だし道楽」 その販売方法がユニーク。 そう、自販機で販売されているんです。ここは本社ですが社屋には入らず、自販機で購入。
ペットボトルには焼きあごが入ってます。
宗田カツオ入りのプレミアムで1本730円です。

日本の海の護り

呉の街に戻って海上自衛隊の前を通りかかった際、潜水艦から水蒸気かエンジンの排気かわかりませんが白煙が上がっておりました。道路から写真を撮ったのですが、まさかスパイ容疑で捕まらないですよね?(゚Д゚;)

鞆の浦

崖の上のポニョですっかり有名になった鞆の浦。
狭い街に観光客が沢山訪れるようになったみたいで、あちこちにカフェや食堂、土産物屋が出来てました。子供の頃に行った記憶では古びた狭い街だったのですが、今はそれがウケてるんでしょう。
春には伝統の漁法「鯛網」で美味しい鯛が食べれますよ♪

仙酔島

鞆の浦から渡船で渡る島。母親に連れられて海水浴に来ました。島ではシャコ釣の屋台が出ていて、釣って遊んで、持って帰った親戚の家で塩ゆでにして食べたのをよく覚えてます。
食べるときにシャコの両サイドをハサミでチョキチョキしたのがカルチャーショック(笑)


スポット詳細情報

  • 鞆の浦
  • 住所:広島県福山市鞆町鞆

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