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長野市内のレンタル店を出発し、菅平高原まで走ると、早くも小雨が降ってきました。
午後は夕立の可能性があると聞いてましたが、こんなに早く降ってくるとは…。
菅平高原では、部活の合宿らしき人達が急な雨に右往左往してました。
しかし、通り雨だったようで、20分ほどで雨は止んで、再び晴れ間が広がってきました。
R144から嬬恋パノラマラインの北ルートを走りました。
嬬恋パノラマラインは、浅間山を眺望しながら嬬恋のキャベツ畑の中を爽快に走る事ができるワインディングロードです。
嬬恋村の主要村道で、村の北側の高原地帯を通り、ほとんど信号の無い快走路です。
北海道を彷彿させる景色なので、ツーリングの人気スポットとなっています。

辺り一面、見渡す限りキャベツ畑です。
大平原の１本道は、確かに北海道みたいです。
キャベツの収穫時期なのか、路面に土が付いており、所々濡れてたのもあって、ちょっとスリップしそうで怖かったですね。
今日は雲があって、浅間山は見えませんでしたが、広大な畑の眺めは絶景でした。
見通しが良く、道幅も十分なので、ついついスピードが出てしまいます。

嬬恋パノラマラインから、今日のメイン、志賀草津道路に入ります。
志賀草津道路は、国道最高地点を通り、長野県の志賀高原と群馬県の草津温泉を結ぶ日本有数の山岳スカイラインです。
沿道から北アルプスや上州の山並み、富士山までも眺望できる人気のドライブルートです。
走り出すと、いきなり硫黄の匂いが漂ってきます。
いかにも温泉場って感じですね。
白根火山ロープウェイの山麓駅で休憩です。
独特の山の景観は迫力があります。
観光客も多かったですね。

白根火山ロープウェイ山麓駅を出発し、志賀草津道路を北上していきます。
道中には、火山（温泉）活動が活発な場所もあり、山肌からガス（蒸気）が噴き出しています。
火山地帯って感じですね〜。
この辺りは、有毒ガスが出る可能性があるので、駐停車禁止となってましたが、一瞬ならいいだろうとバイクを停めました。
後ろから来る車に「ここは駐停車禁止やろ！」とツッコまれそうでしたが、後ろの車も停車して写真を撮ってました。
写真を撮る間、一応、ガスを吸い込まないように息を止めてました。
タンクの上に貼り付けた、いつものコースメモがモロに写ってますね。

レンタルバイク店のご主人が、志賀草津道路は標高が高く、下界とは気温が全然違うと言ってた通り、ヒンヤリと涼しいです。
14〜15℃くらいでしょうか。
朝、駅から汗だくでレンタル店まで歩いたのがウソのようです。
今回借りたバイクはキャブ車なので、酸素の薄い高地では、吹け上りが不安定でした。
景色のいい場所で写真を撮って、発進しようとしたらエンストするので、「こんな山の中でエンジンがかからなくなったら最悪」とヒヤヒヤしました。

見通しがよく、路面もよく整備されてるので、バイクだと結構スピードが出てしまいます。
距離的に短いので、往復するライダーも多いようです。
目に入ってくる景色はどれも素晴らしく、ちょっと走ってはバイクを停めて写真を撮ってしまいます。
ビーナスラインとは違い、ちょっと荒々しい感じです。

国道最高地点の渋峠（2172m）で小休止です。
私は今シーズン3回目の2000m超えです。
関西では標高2000mを超える事ってないですからね。
ここで、またまた雨が降ってきて、霧も出て景色が見えませんでした。
昨夜発生した台風の影響でしょうか。
その代わりパーキングはガラガラだったので、記念写真を撮るのはスムーズでした。

国道最高地点から少し走り、渋峠ホテルで休憩です。
長野・群馬の両県境に建つ珍しい宿で、観光スポットにもなってます。
ここでは、日本国道最高地点到達証明書を発行してもらえます。（1枚100円）

渋峠ホテルを後にし、志賀高原に向かいます。
スキーでは有名なエリアですが、冬の真っ白な景色しか知らなかったので、雪の無い景色も新鮮です。
横手山のドライブインで休憩＆遅めのランチです。

今日のメニューは、期間限定の「根曲り竹定食」にしました。
根曲り竹の炊き込みご飯に3品が付いた定食です。
根曲り竹は程よい歯応えがあって美味しかったです。
信州ハーブ鶏の照り焼きもええ味してました。

この後、道の駅「北信州やまのうち」で休憩後、長野市内まで走り、レンタル店にバイクを返して、電車で東京に帰りました。
今年の夏は酷暑ですが、標高の高い所で涼しく走る事ができました。
不安定な天気で、通り雨にも降られましたが、まぁこんなもんでしょう。
いいストレス発散になりました。

• 菅平高原、嬬恋パノラマライン、志賀草津道路、志賀高原