バイクSNS バイクブロス・コミュニティ-ツーリングやカスタムレポート

去年の話ですが… 柳生の里と青山高原

近畿エリア(奈良県) カテゴリ:その他
2011-10-30 19:21:01 走行日:2010-12-05〜2010-12-05
グー!(2)

 溜まってきた写真を整理していると、去年の12月に親父と二人で柳生の里と青山高原に行ったときの写真が出てきました。せっかくなので、レポートしておきます。

 生駒市の自宅を出てひたすら東に向かいます。163号線(清滝街道)の突き当たり、木津の交差点を左折し、木津川の鉄橋を超えたところを右折すると伊賀街道(笠置街道)に入ります。この辺は木津川沿いの快適な道で、対岸には関西本線が通っており昔ながらの鉄橋などを見ることができます。

 北笠置の交差点を右折し、県道4号線に入ると車線のない狭い道路になり、10分ほどで柳生に到着しました。季節外れだったからか、まだ早い時間だったからかわかりませんが、有料駐車場には誰もいなかったため、稲刈りの終わった田んぼの脇にバイクを停めて、柳生藩家老屋敷や陣屋跡などを見学してまわりました。

 そのあと、ちょっとマニアックな「正長の徳政碑」(室町時代に農民が初めて起こした百姓一揆(正長の土一揆)のあと、興福寺がこの辺りの村に徳政令(借金の帳消し)を出したことを石に刻んだもの)を探して東海自然歩道を歩きました。今は、案内の看板も立っており屋根もかけられていますが、碑文は花崗岩に掘られていたため、長年風雨に晒されていたため、ほとんど読み取れない状態でした。

 柳生の里を見て回ったあとは、再び県道に戻りさらに東を目指しました。梅林で有名な月ヶ瀬を目指しましたが、この辺りは名張川沿いの快走路で何台ものバイクにすれ違いました。途中の茶店によると革のツナギを着たライダーが数人休憩していました。ツーリング途中かなと思っていましたが、後で聞いてみると、このあたりは適度なコーナーが続いているので、走りを楽しむライダーが集まってきているということでした。ということは、西の「宮ケ瀬」(いや、関西を代表するかどうかわからないので、奈良の宮ケ瀬)と言ったところでしょうか…。

 昼食後は名阪国道の下をくぐって、県道80号に入り名張を目指しました。名張からは165号線を走ります。買い物渋滞にハマリ少し時間を食ってしまいましたが、それを抜けると再び快調に動き出し、初瀬街道(伊勢街道)をどんどん東に向かいます。

 長い坂道を登って峠に差し掛かったところで右折し「日本百名道」になっている「青山高原道路」に入ります。かつては有料の観光道路だっただけに、片側二車線の快走路ですが、少し路面が荒れている箇所もあったので、スピードの出し過ぎは禁物ですね。高原を登っていくと、目の前に突如巨大なプロペラが現れます。国内最大級の風力発電施設があるんです。

 紅葉のシーズンだともう少し観光客も多いのでしょうが、流石に12月ともなると訪れる人は少なく、頂上付近の駐車場には車が数台停っているだけでした。
前日の雨のおかげて空気が澄んでおり、ここからは遠くに伊勢湾が見えていました。風車の近くまで行きましたが、風が凪いでいましたのでどの風車もペラッぺらっという音が聞こえるようで、ブンブンと勢い良く回っている風車はありませんでした。自然エネルギーを利用することの難しさを垣間見たような気がします。

 高原道路を引き返したほうが無難であることは分かっていましたが、30年ほど前に友人とドライブに来たことがあったので、163号線に抜ける細い道があったはずだと思い、敢えて違う道を選びました。

 榊原温泉に向かう道路は土砂崩れの復旧工事がなされておらず通行止となっていたが、163号線に抜ける高良城林道は再舗装が完了したところでたいへん綺麗でした。とはいえ、傾斜がきつく狭い下り坂が続き、教習所のS字カーブの練習をしているようなものでしたが、そのおかげでバイクを操る感覚がよみがえって来て、自分のライディングも一皮むけたような気がしました。

 163号線に出ると、あとはひたすら西に向かって走るだけです。12月とはいえ、日中は結構暖かかったのですが、陽が傾くと流石に冷えてきました。伊賀上野の街を抜けて島ヶ原バイパスに入ると道幅も少し広くなり走りやすくなります。
 
 いくつかの丘を超えて再び木津川沿いを走りますが、大河原というところでは左下にコンクリート製の沈下橋(大雨などで水量が多くなると橋全体が水面下になるので、左右に欄干を設けていない橋のことです)が見えます。車で渡るときはボディがあるのでそれほど気になりませんが、バイクだと左右に川の流れが見えますので、結構スリルがありますよ。これで対向車が来てすれ違いしなければならない状況になったら、かなり緊張するでしょうね。珍しいと思われた方は一度渡っておかれるとよいでしょう。

 そして新しく開通した笠置トンネルを抜けると、朝右折して柳生に向かった北笠置の交差点に出ます。そのあとは往路と同じ道を、今度は西に向かって帰るだけでした。

柳生藩家老屋敷 

柳生藩家老屋敷

「正長の徳政」が刻まれている石

さあ、どこに刻まれているのでしょう?解読不可能ですよね。

案内板です。読めますか?

沈下橋です。結構長いでしょ。


スポット詳細情報

  • 柳生の里と青山高原

2人がグー!を付けています。

ログイン

会員登録する

注目のタグ

あなたのバイク今いくら?

バイク買取無料一括査定

メーカー:
郵便番号:
郵便番号を検索

PAGE TOP