バイクSNS バイクブロス・コミュニティ-ツーリングやカスタムレポート

250TR 故障原因の究明と修理 その2

2023年11月19日 20:28 グー!(11)|コメント(6)

カワサキ 250TR(2005年式)
9月24日にギアを入れると激しい音と衝撃がしてから1ヶ月が過ぎた。
「素人が故障を修理しようとしたのが過ちだったかもしれない。」と思ながら、ガレージのTRに跨ってはエンジンを掛けたりしていた。
もし、変速ギアの歯が欠けていたりしたら、エンジンを下ろして腰下を割ってギアを交換しなければならないが、自分でやれる限界を超えていると思うと溜息しか出ない日が続いた。
手放してしまおうかと思い、バイクの買取業者に電話をしてみたが「最悪の場合は引き取り料金をいただくことになる可能性もあります。」とのこと。
いっそ廃車にしてしまおうかなどと考えていたある日、メンテナンススタンドに載せたままエンジンをかけ、ギアを入れてみた。「ン?」ローにいれてもセカンドに入れても異音がしない。
もしかしたらギア欠けが原因ではないかも知れないと思い、再びネットで色々と調べてみたら、どうも「ハブダンパー」が劣化していると、チェーンやスプロケットを痛めるらしいことが分かった。
リアスプロケットを押してみると、ガタつきがあったので、さっそくダンパーを購入してみた。写真1
ダンパーを交換するためにチェーンを外したところ、リアスプロケットの歯が片べりしていた(写真2)ので、リアスプロケットも交換することにした。
調べるとスプロケットの裏表は刻印が外側になるように取り付ける(写真3)のが普通らしいが、取り付けるボルトの穴に凹みがある場合は凹みのある側を外側にする(写真4)そうで、よく見ると刻印側の反対側に凹みがあり取り付けの向きが逆であった。
しかもリヤのアクスルナットを外すときに、チェーン調整用のアジャスタを確認したところ、左右で目盛りがズレてしまっていた。(写真5)
これで原因はアクスルシャフトのズレによって、スプロケットが斜めになり、歯が異常に摩耗し、大きな負荷がかかるローでチェーンが歯に噛まなくなり、大きな衝撃になったものと考えられた。
取り合えずダンパーとスプロケットを交換(写真6-7)、チェーンアライメントツールで斜めになっていないかを確認(写真8)し、セットを終えた。
また、クラッチレバーの遊びが少なかったのは、クラッチリリースのポンチマークがズレてきたことが分かり、それも修正した。(写真9)
全ての作業を終えて、試走したところ異音は解消され、快適に走行できるようになった。
素人なのでメンテナンスは分からないことだらけですが、今回は良い勉強をさせてもらいました。

なんとか自分で元に戻すことが出来て、本当に良かった〜♪ 廃車にしなくてよかった〜♪(o^―^o)ニコ

写真1:2023年11月19日 投稿

写真2:2023年11月19日 投稿

写真3:2023年11月19日 投稿

写真4:2023年11月19日 投稿

写真5:2023年11月19日 投稿

写真6:2023年11月19日 投稿

写真7:2023年11月19日 投稿

写真8:2023年11月19日 投稿

写真9:2023年11月19日 投稿

写真10:2023年11月19日 投稿

11人がグー!を付けています。

ログイン

会員登録する
あなたのバイク今いくら?

バイク買取無料一括査定

メーカー:
郵便番号:
郵便番号を検索

PAGE TOP