自作スクリーン＆ビキニカウル塗装
2016年06月22日 16:46 グー！（47）｜コメント（34）
ドゥカティ Monster S2R（800）｜モンスターS2R（800）（2006年式）
某オークションでたまたま見かけたドカティーパフォーマンス製のカーボンビキニカウル。スクリーンは無いものの、傷も補修可能な程度で、何より格安！おそらくこの値段じゃ落札できないだろうと思いつつ入札すると、なんとそのまま落札＾＾；
ヤッター！と、喜んでいたのもつかの間、イザ物が届いてみて初めて気づいたのは、スクリーンの形、止め方がノーマルのそれと違う事(・。・;
慌ててこのカウルに合うスクリーンを探してみるものの、新品はおろか中古ですら出ていない(+o+)安い事には訳がある・・・それを身に染みて痛感した出来事でした。
その後、なんとかならないかなぁと考え、スクリーンの自作を試みるのであった。
（メイン写真は、ノーマルビキニカウル（左）と、今回のビキニカウル（右）の比較）
写真1：2016年06月22日 投稿
届いた時は、カーボンカッコエェ〜と、喜び勇んでいました。わかり辛いですが、画像左側に、擦過傷がありますが、見た通り、全体としては綺麗です。コレがなんと３野口で落札できた訳です。事情を知らなければラッキー以外の何物でもないです。
しかし、実際には、スクリーンが手に入らず、使い物にならないガラクタというオチ(+o+)
写真2：2016年06月22日 投稿
よし！スクリーン作ろう！と考えた時は、３次元のアクリル形成が難しいとは考えず、ただ温めれば、その通りに曲がってくれるでしょう！余裕、余裕！と考えていました。
このため、雄型を作る際、とりあえずカッコいいだろう！という事で、段付きのイメージで作成しました。
結果として、第１回の失敗を迎え、反省するのであります。
写真3：2016年06月22日 投稿
大型、複雑な段付きスクリーンは難しい！そう学習した私は、比較的シンプル、かつ小型なスクリーンの雄型を作成するのであります。
ちなみに、雄型は、工作用紙で骨組みを作り、そこに石粉粘土を張り付けて乾燥させ、形を整えるという方法を採りました。プロの造形では、形状変更が容易な固まらない粘土を使うのでしょうが、今回はコレに直接アクリル板を押し付ける圧力をかけるため、固まる粘土を採用しました。
写真4：2016年06月22日 投稿
第１回目の失敗により、雄型だけではどうしても形状形成が難しいと学習し、雌型を作る事にしました。
油粘土で堰を作り、石膏で型を取ります。離形剤には、中性石鹸を使いました。
コンパクトにまとめたつもりでしたが、石膏５ｋｇ、流し込み量としては、９L位になってしまいました。
出来た雌型は、当然重い＾＾；
写真5：2016年06月22日 投稿
雄型、雌型を作成後、アクリル板を木枠に固定して加熱し、雄型と雌型の間に挟み込むようにして熱間プレス加工を施しました。
結果、木枠がアクリルの引っ張り荷重に耐えられずに破損し、２回目の失敗を迎える＾＾；
その後、木枠補修＆施行錯誤により、なんとかスクリーンを形にしました。
写真6：2016年06月22日 投稿
最初に述べたように、今回手に入れたビキニカウルには、擦過傷がありました。よって、これをパテで補修、形状形成します。
このため、サラのままだと、パテがバレバレですし、何より、赤いボディーに黒のビキニカウルは違和感が出そうという事で、塗装しました。
写真7：2016年06月22日 投稿
塗装は、ボディーに合わせたストライプ部分と、ＤＵＣＡＴＩの文字部分のみカーボン地を残し、他はイタリアンレッドで塗装するというものです。ちょっぴりミスして、サフで吹いたホワイトが覗いたりもしていますが、ご愛嬌という事で納得しました。
スクリーンを着けると、より引き締まって見える気がします。
写真8：2016年06月22日 投稿
裏は、未塗装で、カーボンなんだよ〜という事が解るようにしました。
スクリーンの固定には、プッシュリベットというプラスチックリベットを採用し、止め厚の調整＆保護のために、樹脂ワッシャーを噛ませました。
プッシュリベットの耐荷重は、約１３ｋｇという事ですから、過度な荷重がかかった場合には、コレが外れる前にスクリーンが破損するでしょう。
写真9：2016年06月22日 投稿
作成したスクリーン＆ビキニカウルを取り付けてみると、ノーマルに比べてライト外周とスクリーンとの間の隙間が大きくなっている。コレは慣れるまで違和感がありそうだが、初見であれば、それほど気にはならないであろう。
シートカウルを外したままだったため、全体のフォルムがイマイチに見えるが、自作にしては良い感じにまとまったのではないかと思い、自己満足度は良好です(^o^)
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