エンジン修理(走行:83,972km)
2014年12月08日 10:05 グー!(1)|コメント(0)
カワサキ D-TRACKER X|DトラッカーX(2009年式)
.丱襯4ヶ所に大量カーボン付着 排気側タペットに傷
(カムシャフト問題無)
症状:圧縮比-正常値:11より:7まで減衰。アイドリングしない。
修理:研磨するとバルブ自体に傷無く再利用可能だったが、交換。
後のシム調整大変。
原因:エンジンに取り込む空気中の異物をエアフィルターで除去
できていない。
推測:1999年〜2007年 11万km乗った同型エンジン搭載の車両では
生じなかった。
Oil未浸外品エアフィルタが問題と思ったが使用は2ヶ月足らず。
あとは考えられるは、空気中に漂う微粒子異物。某国のPM2.5?
対策:まめにエアフィルタの清掃&Oil浸し
▲ムチェーンの延び
症状:40,000km走行で毎度のこと。エンジン音うるさい。
修理:交換。2回に1回は左右ガイドも交換尚良。上は不要。
対策:新品交換時、慎重に馴らし走行。4000回転以下で納得いく距離。
ピストンリング磨耗
症状:オイル上がり。走行1,000kmでOil:300cc減少。
吸気側ピストンリング磨耗。
修理:ピストン、ピン、リング交換。
対策:穏やか滑らか運転。
経緯
75,000km:毎度のカムチェーン延びによるエンジン異音
(前回交換は44,000km)
81,600km:アイドリングできなくなった。
83,006km:我慢できずドックイン。
83,006km:組みあがり1回目。馴らし運転開始。
83,300km:夜中2時、淡路島へ向かう明石大橋上で変な音。寒気した。
83,600km:エンジンが柔らかくなったと感じられる。(第一段階)
83,972km:組みあがりよりエンジン不調で、エンジンが柔らかく
なれば改善されるかと期待したがダメ。
あきらかにシム調整失敗と判断。
1週間で再ドックイン。
写真1:2014年12月08日 投稿
排気側バルブ
左:カーボン除去した状態。継続使用可能
左:カーボン付着状態
写真2:2014年12月08日 投稿
吸気側バルブ
左:カーボン除去した状態。継続使用可能
左:カーボン付着状態
写真3:2014年12月08日 投稿
排気側タペット
2ヶ所とも上面(カムシャフト接触面)に傷。
吸気側は傷無く継続使用可能だった。
写真4:2014年12月08日 投稿
焼ピストン
吸気側にカーボン未付着状態より、その辺からOILあがり。
写真5:2014年12月08日 投稿
排気側カムシャフト
キックスタータ使用時のデコンプ作用をもたらす場所を少々カシメる。 いわゆるガラガラ音が出る箇所の1つ。
とっぱらってもいいが、その後どうなるかわからず不安だったので、そのまま残した。
写真6:2014年12月08日 投稿
ヘッド
シム調整(バルブクリアランス)で長時間眺めざるをえなかったヘッド部分。
写真7:2014年12月08日 投稿
シリンダ
もうこの下(クランク)逝ったら終わり。
写真8:2014年12月08日 投稿
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