ホンダ | HONDA VF750マグナ | VF750 MAGNA

車輌プロフィール

VF750マグナは、1982年4月に日本国内発売されたアメリカンスタイルのクルーザーモデルだった。搭載されたエンジンは、排気量748ccの水冷4ストV型4気筒DOHC4バルブユニットで、この後、ホンダ二輪のテクニカルヒストリーに大きな足跡を残していくV4エンジンは、ここから始まった。リアホイールの駆動はシャフト式で、ミッションは、5段リターン+「オーバードライブ」設定の6速を持つ6段式で、ここからクルージング性能を重視していたことが伺えた。姉妹モデルとして、同時に発売されたV45セイバーが存在。ほぼ同じ機構を持ち、こちらはロードスポーツタイプのクルーザーだった。

1982年 VF750 MAGNA (カタログメイン)
1982年 VF750 MAGNA 1982年 VF750 MAGNA
新登場
1982年モデル
ホンダ VF750 MAGNA

挟み角90度のV型4気筒エンジンは、748cc、水冷、DOHC、4バルブ。最高出力は72psを発揮していた。二輪車として初めて、油圧式のクラッチを採用。ミッションは5段+オーバードライブの6段式。1980年代のモデルらしく、アンチノーズダイブ機構を備えていた。V45セイバーと違い、リアホイールは16インチを採用。時計と燃料計も備えていた。

基本スペック

タイプグレード名 VF750 MAGNA
モデルチェンジ区分 新登場
型式 RC09
発売年 1982
発売月 4
仕向け・仕様 国内向けモデル
全長 (mm) 2235
全幅 (mm) 815
全高 (mm) 1195
ホイールベース (mm) 1540
最低地上高(mm) 165
シート高 (mm) 725
乾燥重量 (kg) 219
車両重量 (kg) 236
乗車定員(名) 2
燃料消費率(1)(km/L) 38.6
測定基準(1) 60km/h走行時
原動機型式 RC07E
原動機種類 4ストローク
気筒数 4
シリンダ配列 V型(L型)
冷却方式 水冷
排気量 (cc) 748
カム・バルブ駆動方式 DOHC
気筒あたりバルブ数 4
内径(シリンダーボア)(mm) 70
行程(ピストンストローク)(mm) 48.6
圧縮比(:1) 10.5
最高出力(PS) 72
最高出力回転数(rpm) 9500
最大トルク(kgf・m) 6.1
最大トルク回転数(rpm) 7500
燃料供給方式 キャブレター
燃料タンク容量 (L) 14
満タン時航続距離(概算・参考値) 540.4
エンジン始動方式 セルフスターター式
点火装置 フルトランジスタ式
点火プラグ標準搭載・型式 DP8EA-9
点火プラグ必要本数・合計 4
搭載バッテリー・型式 YB14-A2
エンジン潤滑方式 ウェットサンプ式
エンジンオイル容量※全容量 (L) 3.0
クラッチ形式 湿式・多板
変速機形式 リターン式・6段変速
1次減速比 1.187
2次減速比 3.181
変速比 1速 2.293/2速 1.618/3速 1.291/4速 1.074/5速 0.896/6速 0.750
動力伝達方式 シャフト
フレーム型式 ダブルクレードル
キャスター角 30°00′
トレール量 (mm) 105
ブレーキ形式(前) 油圧式ダブルディスク
ブレーキ形式(後) 機械式リーディングトレーリング
懸架方式(前) テレスコピックフォーク
フロントフォークタイプ 正立フォーク
懸架方式(後) スイングアーム式
ショックアブソーバ本数(後) 2
タイヤ(前) 110/90-18
タイヤ(前)構造名 バイアス
タイヤ(前)荷重指数 61
タイヤ(前)速度記号 H
タイヤ(後) 130/90-16
タイヤ(後)構造名 バイアス
タイヤ(後)荷重指数 67
タイヤ(後)速度記号 H
スピードメーター表示形式 アナログ
メーター表示:燃料計
メーター表示:時計