20170116_01_eyemini2こんにちは、バイクブロス通販部のきんちゃんです。今回は「試作品からお見せします!タンクバッグの開発について:前編」の続きをお送りします。

さて、前回は中間試作の段階で、スマホを沈みこませないための対策が見つからず・・・というところで終わってましたね。この点について、いろいろ考えたのですが、どの案もイマイチで。そんなとき、共同開発先のBAGGさんから、あるアイディアをいただいて、そうしてできあがったのが、最終試作品です。
20170116_02-3中間試作品と比較して、クリアの部分が狭くなってますが、ここに秘密があります。実は、クリアの部分を二重構造にしたのです。下はこれまで通り、マップルが入るサイズ。その上に、もう一枚クリアシートを重ねて、スマホを入れるための部分になっています。


——クリアシート——
(スマホを入れる空間)
——クリアシート——
(マップルが入る空間)
=====底:バッグ本体======

つまり↑↑↑こういうことですね。で、どうなったかというと、
20170116_03なるほど、下のクリアシートがスマホを支えてくれて、画面と上のシートにすき間ができにくく、操作がしやすくなっています。

実はこれが実現できたのには理由があります。それは、「このタンクバッグがハンドメイドだから」ということです。職人の目と手で確認しながら、きっちりと生地を縫い合わせているからこそ、成形に張りがあって、こんなことも可能なんですね。
20170116_06ハンドメイドらしさは、クリアシートの端が、ちゃんと「立ってる」ところからも分かります。こういうの、大量生産品では難しいらしいですよ。

あらためて、初期試作品からの変遷を画像で比較してみましょう。
20170116_05-1左が初期試作品、右が中間試作品です。素材が厚いものに変わりました。クリアの下にウレタンパッドが入っています。

次に、初期試作品と最終試作品の比較です。
20170116_05-2クリアの部分が二重構造になっています。右の最終試作品のクリア部分が、貼りついたように見えるのはそのためです。そして、JTCのロゴが入った金属プレートも付き、このまま製品化されることになりました。

時間はかかりましたが、いいものが出来上がったと思います。

もうひとつのポイント、シートバッグとしての使いかたについては、発売が近くなったら、あらためて記事にして紹介します。

で、最終試作品を待っているあいだに、違うデザインのタンクバッグもできちゃいました。
20170116_07ほら、ちょっとレトロなバージョンです。本革だと高くなるしメンテにも気を使うので合成皮革ですけど、粗シボでちょっと大人っぽく仕上がっているでしょ。

ということで、この2アイテムを、JTCタンクバッグ・シリーズとして発売することになりました。販売解禁日などに関する情報は、決定次第お知らせしますのでお楽しみに!!

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