こんにちは、バイクブロス通販部のきんちゃんです。

販売開始は2月になるのですが、昨年から、タンクバッグを開発していました。
正確にいうと、かつて存在した「JTC」というブランドのタンクバッグを、現代風にリファインしたうえで、復刻してみようという計画です。かつてのJTCのスタッフさんと職人さんとともに、試作を重ね、先日「完成形」としての最終試作品ができあがりました。

というわけで、今回は最初の試作品から完成形モデルまでを比較しながら、どんなバッグなの?と軽く紹介させてください。

なお、原型になったのは、90年代に人気を博した小ぶりでスポーティなタンクバッグです。お手入れのしやすいナイロン生地を素材にしようと決め、黒ベースにオレンジをさし色に決めました。BBヘルメットバッグと同じカラーリング(人気商品になったのであやかった)です。

で、最初の試作品がこれ。
20170116_02-1この時点で、こりゃヨカばい!と思っていました。
ライダーに向けてスラントした上部の形は、原型となった往年のモデル同様です。
で、現代風にリファインするさいの機能として、2010年代に必須だと考えたのは、次の2点でした。

■マップルよりも、アップルかも?
みなさんも、もともとツーリングマップルを入れるためのクリア部分に、スマホやタブレットを入れることが多くなったんじゃないですか??ガラケー使いの私が言うのもなんですけど・・・

■シートバッグ兼用にできないか?
タンクが金属ではない、樹脂製のモデルが増えているので、マグネット式では装着できない場合が多いのでは。そんな場合に備えて、シートバッグとしても使える機能が必要ではないかと考えたのです。MTシリーズとか、マグネットつかないでしょ。

それらをふまえた試作品でしたが、ちょっと気になったのが、生地の厚さ。手触りも細やかでいいけれど、タンクバッグとしては薄すぎかな、屋外で使うには耐久性が足りないかな、と。その点を考慮した、中間試作品が、これです↓
20170116_02-2素材感が変わったの、わかりますか?(フラップのオレンジつまみも取ってます)アップにするとこんな感じ。
20170116_04右が中間試作品です。厚くて、表情のある素材に変更しています。

■ちょっとした工夫、それがネックに・・・
また、写真からは分かりませんが、上面のケースにスマホを入れたときに、重さで沈まないよう中にウレタンパッドを敷いてみました。スマホが沈んだら操作しにくいですからね、ウレタンで支えて、すき間ができないようにしようと思ったのです。しかしなから、この方法はイマイチでした。やわらかいウレタンは、画面をタップすると、ふわっと沈んじゃったのです。
ここまでは、2016年の秋にできていたのですが、スマホの件がなかなかクリアできず・・・。必要だと思ったことが、完成を難しくしてしまったのでした。

ちょっと長い話になりそうなので、続きは近日公開の後編にて。

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