ども、VIRGIN BMW&BMW BIKES編集人のRyoTです。今朝、SBK(ワールドスーパーバイク選手権)第8戦、ラグナ・セカが終わりました。SBKは市販車ベースのマシンで戦うレースの世界最高峰のカテゴリで、僕はBMWがワークス参戦をスタートした2009年から本格的にレースを追いかけています。(BMWは2013年シーズンを最後にワークス活動から撤退しましたが……)
○今朝のレース2で優勝をさらったカワサキワークスのジョナサン・レイ(Jonathan Rea)。2015年と2016年のSBKチャンピオン。ホンダ時代は鈴鹿8耐にも来ましたね~。
日本時間の今朝早くに終了したSBKのレース2(※SBKはモトクロスみたいに2ヒート制で、今年は土曜日にレース1、日曜日にレース2を開催するスケジュール)ではカワサキ(ZX-10R)のジョナサン・レイが優勝。土曜日のレース1ではドゥカティ(パニガーレR)のチャズ・デイビスが優勝をさらいました。
そうそう、ラグナ・セカと言えば名物のコークスクリューが有名なサーキットです。過去にはMotoGPでも色んなドラマがありましたね(ロッシvsマルケスのアレとか……)。今回もカワサキワークスの2人がここでバトルを繰り広げるなどかなりドキドキしました。
○名物のコークスクリューを駆け降りるトップ集団。#7はドゥカティワークスのチャズ・デイビス(Chaz Davies)。#66は2013年のSBKチャンプ、カワサキのトム・サイクス(Tom Sykes)。Photo / SBK.com
○#33はドゥカティワークスのマルコ・メランドリ(Malco Melandri:彼も元BMWワークスで、その時もデイビスとチームメイト)。このパニガーレRは、ラグナセカで行われた1299 R Final Editionのローンチに合わせたスペシャルカラー。Photo / SBK.com
今回はSBKに参戦していたレッドブル・ホンダのアメリカンライダー、ニッキー・ヘイデンが不慮の事故で他界した直後とあって、レース1で優勝したデイビスは地元のニッキーファンから彼のゼッケンである「#69」が入ったフラッグを受け取ってウイニングラン。ラグナ・セカレースウェイは大きな歓声に包まれておりました。
○さすがにこのシーンにはウルっと来てしまいました……。
現地やネットで観戦したファンの気持ちを汲み取ってくれたデイビス。本当に感動のレースでした。
さて、第8戦を終了した時点でのランキングは1位J.レイ、2位T.サイクス、3位C.デイビス。残り5戦でチャンピオンシップの行方はどうなるのか!? 次戦ドイツも楽しみでございます。