オフロードが大の苦手のタナカです。でも、BMWのGSなどデカいバイクで林道を走る機会があります。もちろん仕事です。
写真は6月に取材で訪れた福島県の林道です。昨日発売された『BMW BIKES Vol.80』のなかでその企画は掲載しています。是非ご覧ください。
ほぼ毎回この企画の取材には帯同していて、いつもコワイコワイと思いながら必死でみんなについて行っていますが、終わってみると満足感や達成感で心が豊かになります。
未舗装路を走る怖さよりも、行った先でみつけた雄大な自然の景色を眺めて感動するほうが大きくて、また行きたくなるのです。もちろん1人ではなくベテラン勢が一緒に走ってくれることが前提としてあります。
鬱蒼とした森を抜けたときはとくに、まるで大きなキャンバスに飛び込んだかのうような爽快な気分です。
またここ数年では、取材やイベントなどに協力的な地域や団体もチラホラあって、夏のゲレンデをバイクで走らせてくれることもあります。
雪の無いスキー場をバイクで走るって……これがまた不思議な感覚なんです。しかしバイクは重いので、タナカレベルのスキルでは登るのも下るのもすごーく神経を使います。
そもそもそんな場所へ行くのに、いったいどれだけの時間と距離を走らなければならないのよ? と考えると、250クラスの軽量トレールバイクよりも、やっぱりデカいアドベンチャーバイクのほうが心も身体も余裕があります。
ときには取材用に軽量なプライベートマシンを持ち込んでゲレンデや林道にアタックすることもありますが、現地まではトランポです。
いずれにせよ、未体験のまま知らずに損している世界っていくらでもあると思いますが、バイクという身近なノリモノで体験できそうなものは、機会があれば少しでも多くのトビラを拓いた方がよいな、と常に受け入れの姿勢でいるのでした。