WEB編集部コラム

光と影のアート

20170720_nrt001

いまから9年ほど前の2008年にカメラマンの堤さんに撮ってもらった一枚。愛機パンヘッドの第二形態のフルカスタム(どうして第二形態なのかはまた別の機会に……)がようやく完成し、意気揚々とシェイクダウンしたときの写真だ。たしか北関東道の笠間あたりでの撮影だったはず。年も押し迫った12月後半という極寒の中でのロケで、そのピンと張りつめた空気感まで写しとった切れ味鋭い写真だと思う。

実はこの写真、7月13日〜19日まで東京の新宿御苑前にあるアイデムフォトギャラリー「シリウス」で開催されたJPS(日本写真家協会)2017年新入会員展「私の仕事」に展示されていたもの。堤さんの作品としてもう一枚、スバルインプレッサの写真も展示された。泥を巻き上げ突き進むインプレッサを真正面からとらえた迫力の一枚だ。

この写真展、今度は8月11日〜17日に富士フィルムフォトサロン大阪で開催されるので、関西にお住まいの方はぜひ。

ところでこの写真、主役はできあがったばかりのパンヘッドでも乗り手であるぼくでもVANSのスニーカーでもない。あくまでも主役はこの影で、撮影条件としては不利な逆光の中、影をメインに撮られた写真なのだ。

ここで業務連絡。
「ですよね? 堤さん。間違ってないすよね? この説明で……」