モトラッド八千代
千葉県/BMWモトラッド正規ディーラー

取材協力/モトラッド八千代  取材・文/守田 二草  撮影/伊勢 悟
掲載日/2014年5月1日
2014年3月にオープンした『モトラッド八千代』は、千葉の経済圏のど真ん中に位置する大型BMW正規ディーラー。ドイツ本社のコーポレイトアイデンティを受け継いだBMWワールドを展開し、幅広い層にオートバイのあるライフスタイルを提案してくれる。

INTERVIEW

オートバイを通じて
素晴しい余暇を提案したい

千葉県の大動脈、国道16号線沿いにある『モトラッド八千代』は、2014年3月にオープンしたばかりの大型BMWモトラッド正規ディーラーだ。母体となるグッドウッド二輪商会は1985年に創業。最初はカスタムショップとして展開していたが、1986年にBMWモトラッドの正規ディーラーとなった。

 

「創業当時は、大人のテイストを持ったシングルバイクをメインに扱っていました。その頃、ちょうどBMWジャパンが新規にディーラーを募集していたんです。私の最初の志と、BMWが持っていた理念のセグメントがぴったりだと感じました」

 

代表を務める関口敏晴さんは、1981年式R100RSと1997年式R80GSを所有する趣味人。WEBでプライベートを綴ったコラム『車輪道楽散財日記』が人気だ。現在ではプレミアム要素の高い海外ブランドのオートバイの正規販売店を多数展開している。

 

「BMWの魅力は、エンジニアリングカンパニーたるところ。先進的な技術を積極的に取り入れる姿勢は、他のメーカーにはないでしょう。’80年代から仕事として携わるようになり、技術の革新をこの目で見てきました。古いBMWを所有していますが、最新モデルにもすべて乗っています。走行性能だけではなく、安全性と快適性にも優れていて、長距離乗っても疲れないのがいいですね」

 

いろいろな人に乗ってもらって、その良さを知って欲しい。だからこそ、ショップの個性を打ち出すよりもニュートラルな立場をキープし、オートバイそのものの魅力を伝えることに尽力しているという。

 

「BMWというブランドを伝えるためには、あまりショップに色は付けない方がいい。ロードレースをやっているとか、オフロードが強いとかではなく、なんでもできな きゃダメなんです。BMWの世界観をありのままに表現しています。“BMWに憧れているんだけど…”という初心者の方でも気軽に来ていただきたいですね」

 

その意志を体現するように、店内は明るく清潔で入りやすい雰囲気。ショールームには新車はもちろん中古車のストックも豊富に揃う。オプションパーツやオートバイ用品、純正アパレルまで、トータルでコーディネイトできる。とくに純正アパレルのアウトレットが充実しているのが嬉しい。

 

「趣味を“生活に必要なモノ”として、オートバイのある暮らしをあらゆる面でサポートしていきたいと考えています」

 

趣味は決して無駄な物ではない。プライベートでもオートバイ好きで知られる関口さんは、過去にR1200RTで、奥さんとタンデムで北海道から九州まで各地をツーリングした経験もあり、その思い出が人生の財産となっている。

 

「趣味は人生を豊かにしてくれます。素晴しい余暇を提案したい。それが私のフィロソフィーです」

PICK UP

広々としたショールームは最大クラス!
純正アパレルは最新からアウトレットまで入手可能

首都圏最大級の規模を誇るBMWモトラッド正規ディーラー『モトラッド八千代』は、敷地面積約250坪の広大な敷地に総建物面積170坪のショールーム&サービスファクトリーを完備。新車はもちろん、ユーズドも豊富にラインナップ 。純正アパレルのストックも豊富で、ネットショップも展開している。

 

試乗プランは2タイプあり、“通常コース”はスタッフオススメのルートを約20~30分で試乗できる。当日予約可能で、車両に空きがあれば、2車種以上の乗り比べも可能。“2時間無料体感試乗”は、自分の好きなルートを2時間たっぷりと走ることができる。高速道路での試乗も可能。前日までの事前予約が必要だ。

 

約250坪の広大な敷地に建てられたモトラッド八千代の店舗。ショールームだけでも約50坪あり、ほぼすべての最新モデルをラインナップ。展示車両は円形に配置され、ワインディングを走っているように見える。

車両展示スペースの奥にはウエルカムコーナーが設けられており、大きなカウンターテーブルと椅子が用意されている。展示車両を眺めながら吟味するのにちょうどよい。ツーリング前のちょっとしたミーティングも可能だ。

エンデューロ、ツアー、ロードスター、スポーツ、アーバンモビリティなど、モデルカテゴリーに合ったグッズ&ウエアをディスプレイ。ライディング時のコーディネイトの参考になる。

純正エクイップメント展示エリアでは、最新のライダースジャケットやパンツなどの本格ライディングウエアをはじめ、Tシャツやポロシャツなどのカジュアルなアイテムも豊富に揃う。サーマル素材のアンダーシャツやソックスなど、入手しにくい機能性アイテムもズラリ。

こちらはBMWモトラッド純正のヘルメットとブーツのコーナー。フルフェイスタイプのシステムヘルメットは、チンガードが開閉できるようになっている。一方のライディングブーツは防水透湿素材を採用した物が多く、蒸れにくくなっている。

カスタムのイメージがあまりないBMWだが、マフラーやシート、サイドバッグなどの純正オプションパーツが多数ある。メッセンジャーバッグやバックパックなどもあり、組み合わせによって用途に応じたスタイリングが可能。

ショールーム奥に設けられた商談ブースは落ち着いた雰囲気。モデルの選定や見積り、オプションの有無など、購入の相談がじっくりとできるスペース。

ショールームに隣接する部屋にはBMWの中古車が並ぶ。近年はユーズドに力を入れており、正規ディーラーならではの目利きでコンディションの良い車両を入手可能。経験豊富なメカニックによって極上車に仕上げられている。

中古車コーナーの隣りでは純正アパレルのアウトレット品が特価で大放出。姉妹店『モトラッド京葉』のネットショップでもアウトレットを展開しているのでチェックしてみよう。

10セールスマネージャーの原田伸也さん(写真右)とセールススタッフの内山直之さん(写真左)。原田さんはレーシングライダーとしても有名で、全日本ロードレース選手権、鈴鹿8時間耐久レースなどに参戦した経歴を持つ。

11サービスファクトリー前にはエントランスが設けてられており、ユーザーと一緒に屋内で納車確認ができる。ショールームからはあまり見えない設計になっており、メカニックが集中して作業できるように配慮されている。

12整理整頓が行き届いたクリーンなファクトリー内部。バイクリフトは床に埋め込まれ、作業効率を配慮したレイアウトがなされている。隣接するストックルームには、作業待ちの預かり車両が室内保管されている。

13R1200GSアドベンチャーの整備中。知識・技術ともに優れたメカニックが、大切な愛車を丁寧に整備してくれる。

14排気ガスを室外へ排出する空調設備を導入。マフラーにホースを繋いで排気ガスを屋外へ放出し、ファクトリー内に汚れた空気を溜めない。車体に臭いや汚れをつけないための配慮だ。

153名のメカニックが在籍。左から若手の大久保拓哉さん、整備主任の荒井正幸さん、工場長の山下孝則さん。荒井さんと山下さんはBMWモトラッドのマイスターの称号を獲得しており、次世代の育成にも力を注いでいる。

16スタッフもオートバイ好きが多い。写真は工場長の山下さんの愛車で、BMWでは珍しいトラッカースタイルにカスタマイズされている。トリコロールカラーのペイントがマシンの雰囲気にマッチしている。


SHOP INFORMATION

モトラッド八千代

住所/千葉県八千代市村上南2-19-1
TEL/047-486-1600
FAX/047-486-1700
営業/10:00-19:00、10:00-17:30(日曜、祝日)
定休/月曜
URL/公式ウェブサイトはこちら

ショップの在庫バイクを見る
地図を見る