
「日本一」そんな呼び声もどこからともなく耳にするカスタムペイントのプロ集団、アルファレイズデザイン。バイクやヘルメットのオリジナルデザイン・ペイントを目的に業務を開始し、間もなく四半世紀になる。シーンをリードし続けてきた業界での実績は、ずっしりと重い。誰もが知る一流ヘルメットメーカーのペイントや、バイクメーカーのコンセプトモデル、一般企業のTVコマーシャル用オブジェなど、数をあげたらキリがないだろう。
代表はロードレース元国際A級の林 修司氏。その活躍の場がバイクやヘルメットだけに留まらず、あらゆるメーカー企業がこぞって林氏の力を借りるようになったのは、単にデザインとペイントが優れているからだけではない。時代とシーンを先読みできる「センス」と、溢れんばかりの「アイディア」を持ち合わせているからだ。
すべての工程が手作業だった時代から適材適所にデジタル化を採り入れ、試行錯誤を繰り返した結果、現在では手作業でのアナログな作業と、PCでのデジタル作業とを効率良く組み合わせ、「アルファレイズデザインにしかできない」そんな造形や塗装を「カタチ」にしている。
そして早くから「光造形モデル製作」に着目し、「塗装」だけでなく「企画」から「製作」まで、あらゆる形態でクラインアントの夢を具現化してきた。ペイント力で注目を受け、デザインや発想、さらにセンスでモータースポーツの分野から引き抜かれるように飛び出すなど、その活躍の場はますます広がる一方だ。 |
![]() |
世界に1つだけのオリジナルペイントから、企業向けのデザインヘルメットの量産仕上げまで幅広く対応するアルファレイズデザインだが、ついに完全オリジナルである新デザイナーズブランドヘルメットの販売を開始した。その名も「72 JAM JET HELMET」である。
“JAM”とは「混ぜる」という意味で、安全性、機能性、デザイン性、価格面を混ぜ合わせて生まれた新しいジャンルの立ち上げであり、決してデザインだけではないという決意の表れがネーミングに込められている。
あるようでなかった、Tシャツやアパレルデザイン感覚のJET HELMETは、量産市販品とは思えぬ多種多様なペイントが施され、手に取れば「これを被って、どんなウェアでバイクに乗ろうか」と楽しみがひとつ増える。考えてみれば、ウェアは何着か持っていても、被るヘルメットはひとつという人は少なくないはず。ヘルメットも普段着のように、その日の気分やウェアとのコーディネイトで乗る度に選んでみたくなる。そんな気持ちがどこからともなく湧いてくる、まるでブティックで洋服を選ぶときのような心躍るラインナップだ。
アルファレイズデザインがこだわりを注ぎ込み、ひとつずつ端正を込めてペイントした手作りの逸品となると、気になるのは価格であるが、なんと9,975円という驚きのプライス。これなら、2個3個と数が増えていきそうだ。 |
![]() |
自らがライダーであり、バイクに乗る人たちを愛している林氏は、「バイクライフが快適かつ無限大に楽しく過ごせたらいいな」と常に考えている。そんな想いから生まれたのが、オリジナルヘルメットバッグとシールドだ。
「AB-01 ヘルメットバッグ」は、厚手の高級ボア材を生地に使用し、大事なヘルメットをしっかりと包み込む。外観はシンプルで、これなら電車にも乗れるし、ヘルメットを収納しないときは底板を折りたたむことでスリムなバッグに変身。スモールジェットタイプなら2個が入る収納力で、用途は広がりそうだ。また、ファスナー部にストラップがあり、グローブをしたままでも開閉できるなど、機能性も十分に考えられている点が憎い。ヘルメット専用袋と専用肩掛けストラップの付属も嬉しいかぎり。
バブルシールドはレンズ面が歪んでいて見えづらい……。そんな経験をした人もいるかもしれないが、「LIMITED BUBBLE SHIELD」ではシールドの湾曲を抑えることにより、よりクリアな視界を確保。グラデーション加工により路面変化をはっきり見えるようにし、安全設計としている点に注目だ。また、すべて「UVカット加工」済みで、表面はキズが付きづらい「ハードコート加工」が施されながら、万一の事故などの衝撃に備えて柔軟性を併せ持つ構造。試しに手で曲げてみたが、なるほど割れそうにない。こちらもカラーバリエーションが豊富なので、ヘルメットとのコーディネイトが楽しめそうだ。 |
![]() |
さらに「72JAM JET HELMET」には、エアーブラシやグラデーションなどを使用した特別バージョン「CUSTOM 72 JAM JET」も用意されており、1万7640円〜1万8900円というリーズナブルな価格で用意されている。
|
![]() |