スズキ RG250ガンマ ウォルターウルフ仕様

掲載日:2016年12月20日 取材で見つけた旧車バイク紹介    

記事提供/Zeppanバイクス編集部  取材協力/ゼッパンウエマツ
※この記事はモト・メンテナンス別冊『Zeppan BIKES 20号』の『物件通信』を再編集したものです

スズキ RG250ガンマ ウォルターウルフ仕様の画像
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SUZUKI RG250Γ

RZの登場で始まる250ccスーパースポーツ戦線を一気に激化させたのが、1983年に登場したRG250ガンマだった。他メーカーからもフルカウルモデルが続々登場する中、1985年モデルよりアンダー部分からチャンバー下までも一体式にカバーする独特のカウルデザインを採用。この時登場したのが、ワークスマシンのカラーと同じウォルターウルフ仕様だった。

ウエマツで発見した250ガンマは、ホイールデザインを改めてリアタイヤを17インチとしたシリーズ最終の1987年型。レーサーレプリカモデルの宿命として転倒やカスタムでカウルが失われたり割れている車両が多い中、高品質車両の取り扱いに情熱を注ぐウエマツの販売車両だけあって外装に欠品はなく、希少なWW仕様純正キーも付属。NSRやTZRが注目されることが多い250ccクラスだが、これだけ程度の良いガンマは注目に値する。

詳細写真

スズキ RG250ガンマ ウォルターウルフ仕様の画像

軽量なアルミフレーム、フロント16インチタイヤ、フルカウルなどバイクブーム世代のライダーを熱狂させるに十分なディティールを備えたガンマ。1988年以降はV型2気筒エンジンとなり、フレームもツインスパータイプ(ダウンチューブあり)に変更されるが、このモデルまではダブルクレードルフレームに並列2気筒エンジンを搭載する。純正デカールが色あせず残っているのは貴重。

スズキ RG250ガンマ ウォルターウルフ仕様の画像

1985年以降のモデルではステップ周りまで覆い尽くす個性的なカウルデザインが特徴。この部分はアンダーカウル一体式だ。

スズキ RG250ガンマ ウォルターウルフ仕様の画像

水温計に加えて燃料計も備えたメーター周り。走行距離は6,400kmあまりと、大切にされてきたことが分かる。

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WW仕様でも鍵はスズキ純正というパターンも多いが、この車両は純正ウォルターウルフキーが付属する。

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