仙台市青葉区大倉～作並

今回はNEWマシン、F800GSに乗っての初レポートになります。宮城から山形に国道48号線を走り、途中で県道55号線に向かうこと、約1時間余り。定義～作並ルートを紹介します。

地元民は「じょうげ」と言ったり「じょうぎ」と言ったりしますが、名前の由来はその昔、平家の落人、平定義が住んだ事から発生しているそうな。定義如来西方寺を中心に、お土産屋さんなどが数件あります。何と言っても有名なのは定義とうふ「三角油揚げ」。創業明治23年とか…。揚げたてをその場でいただけます。醤油と七味で食す。これがなかなか美味。他に焼き飯、揚げ饅頭が名物のようですが、揚げ饅頭が懐かしい味を醸し出します。

ちなみに定義の名づけ親は、肥後守平貞能。平重盛公の重臣で、世をはばかり改名、1198年に貞能の遺命を奉じ、従臣達が墓上に小堂を建て如来様の宝軸を安置し守ったとか。宝永3年（1706）、従臣の後裔早坂源兵衛が、自ら出家し「観蓮社良念」と称し、「極楽山　西方寺」を開創されたとの事。五重塔もあります。最近歴史ものが流行っていそうなのでとりあえずウンチク。

さて、この定義に至る手前に、大倉ダムの湖畔・真横を通過してくる事になります。ダムと定義の中間辺りに、大倉ふるさとセンターがあります。テントもはれるようですが、ここに仙台市指定有形文化財【旧石垣家住宅】を利用した古民家レストラン「倉人」があります。古民家を移転し利用したお店で昼食。ここでも定義三角あぶらあげ丼を頼んでしまう…。他にもメニューあるのでお好みでどうぞ（笑）。勿論なかなか美味ですよ。親子丼みたいな感じですね。

軽く走って、飯も食べれば次は風呂。という訳で、国道まで戻って作並温泉へ。有名なホテル何かもありますが、今回は日帰りメインの都の湯へ立ち寄ります。勿論天然温泉ですが、岩盤浴、食事処もあります。宿泊もでき、素泊まりで1人4500円から。食事付きで6500円からと価格もなかなかリーズナブル。施設は小さいですが、新しく綺麗なので意外にオススメ!!

仙台から遠くなく、自然も、それなりの道もあります。チョット寄り道するには悪くないかも。作並にはニッカウヰスキーの工場もあるので、宿泊するなら、見学・試飲に出掛けるのもまた良いかも!!

「倉人」。水車などもあり、雰囲気があります。キャンプサイトも隣接。

古民家は旧石垣家住宅で、19世紀初期から中期ごろの建築物と推定されています。

定義三角あぶらあげ丼（650円）。見かけないでしょう？本当に味は親子丼。

人気の「揚げ饅頭」10ヶ780円も是非お土産にしたいところ。懐かしくていい感じ。