霞ヶ浦と筑波の旅

掲載日:2006年07月27日 ツーリング情報局関東エリア    

今回は霞ヶ浦と筑波山
「ツーリング界のIT革命や~(彦摩○風)」

イメージ関東編第2回目は茨城県南部をご紹介します。今回のツーリング当日の天気予報は奇跡的(?)に晴れ! 豊かな自然が楽しめて、都内からも70Km程度と茨城のツーリングスポットとしては定番(!?)ですが、霞ヶ浦 をぐるっと一周してから筑波山へ向かうコースをご紹介します。あらためて走ってみるといろいろな発見が…(驚)。

ちなみに、霞ヶ浦というと一般的に西浦をのみを指して用いますが、正式には西浦・北浦・外浪逆浦(そとなさかうら)・北利根川・常陸利根川・鰐川の各水域の総称なんですね。今回は西浦の西側、土浦港から出発です。土浦港からR125を鹿島方面に向かい、花室川を渡ると「陸上自衛隊武器学校 土浦駐屯地」が見えてきます。

イメージこの敷地内には「予科練記念館」があります。この「予科練」は、太平洋戦争の頃の海軍飛行 予科練習生の本拠地。今では、その跡地を記念館として残しているんですね。資料館、戦車・軍用ヘリなどが展示されていますが、創立記念行事(毎年10月ころ開催)のときは模擬演習が見学できるほか、なんと戦車に体験乗車できるんです! 自衛隊の施設のため、入口には迷彩服にヘルメットの歩哨が立っています。その物々しい雰囲気に躊躇してしまうかもしれませんが、記念館を見学しに来たことを伝えたら、すぐに入り口脇の駐車場に通してくれますのでご安心を。

さて、土浦駐屯地からR125を西に進み新古渡橋を渡り左折。湖畔沿いに進むと「和田公園」があります。ここはチューリップの名所で知られ、4月ころには20万本もの花が一面に咲き乱れます。多目的グラウンドやキャンプ場もあり家族連れやキャンパーで賑わいます。また、新古渡橋を渡り左折せずにR125を直進すれば、ひと際眼を引く天狗の石像が奉られた「大杉神社(水上交通の神様としても知られていますね)」があります。霞ヶ浦はバス釣りでも有名ですので、釣り好きの方は一度お参りしてみてはいかかがでしょうか?

本物の彦○呂さんに来てもらいたい
食の宝箱 霞ヶ浦

イメージR125から(和田公園からは稲敷大橋を渡り湖畔沿いに進み)R51へ入りR355へ。そろそろお腹も空いてきたので昼食に。霞ヶ浦はコイやウナギの養殖が盛んなのはよく知られていますが、ふと眼にした看板に「ナマズ」の文字が…。はたしてどんな味なのか、泥臭くはないだろうか、興味津々です。地元の方に話を聞いてみたら「味は言葉じゃなかなか伝わらないよ~。ま、騙されたと思って食べてみな! ガッハッハ」と。地元民オススメの「大形屋」というお店を教えてくれました(笑)。

そのお店は国道から少し入った所にありますが、大きな看板が出ているので初めてでも安心。ナマズの天ぷらとお造りをメインに、旬の霞ヶ浦の幸が一緒に頂ける「霞ヶ浦定食」をチョイス。見た目のグロテスクさからは想像もつかないくらいさっぱりとした味で、全然くせがなく泥臭くありません。味はもちろんながら、土産話に食してみるのも一驚だと思います。その他にもペヘレイ(スズキの仲間?)やダチョウのお刺身など珍しい料理も頂けますから、そちらもチャレンジしてみてはいかがでしょう。

さてさて。お腹もいっぱいになったところでツーリング再開。R355を北西に進むと、高さ60mの塔が目印の「霞ヶ浦ふれあいランド」が見えてきます。水の科学館や、霞ヶ浦伝統の「帆曳船」を随伴船で見学することができます(夏限定)。晴れた日には虹の塔から富士山まで見えるとか。食後の一服にどうぞ。

万葉集にも度々登場
紫峰「筑波山」

イメージここから筑波山を目指すわけですが、注意点が一つ。目的地の「筑波山つつじヶ丘」へのルートはいくつかありますが、いくつか『二輪車 終日進入禁止』というルートがあるので気をつけてください。

R355からR354(霞ヶ浦大橋を渡ってすぐ左折し、湖畔沿いに進んでもR354に戻れます)を土浦市街方面に向かいR125へ。R125を下妻方面に向い常磐道土浦北ICを過ぎると「フルーツライン」入口(筑波山方面)がありますが、残念ながら二輪車は通行できません。四輪車でお越しの場合はこちらがとてもお勧めです。R125をしばらく進み県道14号線に入ると「筑波山神社」の標識がありますので右折します。週末や行楽期は交通量が多くなりますので注意しましょう。

イメージ筑波山神社を過ぎると、本格的なワインディングロードの始まりです。有料ですが、素晴らしい道ですから走らない手はありません。ぜひ、つつじヶ丘までの最高のひと時をご堪能ください(ちなみに私の初ツーリングがココでした)! つつじヶ丘には「ガマ明神」がご鎮座されており、やさしく私たちを迎えてくれます(笑)。気持ちよく走った後は、森林浴で気分をリフレッシュさせましょう。

筑波山には、ハイキングコースには幾つもの名所がありますが、最近にわかに脚光を浴びるスポットがあります。「弁慶七戻り」という奇岩がそれです。今にも落ちてきそうな奇岩を目の前に、弁慶でさえ7度も戻ったといわれるところです。名前を聞いて「おっ!」っと思われた方も、たくさんいらっしゃると思います。そうです、浪花の弁慶といわれる某ボクサーが、つくば合宿を行った時に訪れた場所がココ。ファンならずとも奇岩の前でポーズをきめて、記念に一枚いかがでしょうか? 眼下に広がる関東平野をたっぷり眺めたら家路につくことにしましょう。あ、そうそう! 最後に忘れてはいけないことがありました。ガマ明神に「無事カエル」の願掛けを(笑)。

>> 今回のルートマップはこちらから

スポット紹介

陸上自衛隊武器学校 土浦駐屯地

住所/茨城県稲敷郡阿見町青宿121-1

電話/029-887-1171

見学/9:00~16:30

大形屋

住所/茨城県行方郡玉造町西蓮寺18

電話/029-956-0038

営業/11:00~22:00(オーダーストップ21:30)

休日/毎週水曜日

トミー
プロフィール
トミー

茨城県在住の29歳。04年式ハーレーダビッドソンFLSTF所有。生まれてはじめて乗るバイクでいきなりハーレーを選択した猛者。天候に関らず、走り回るけれど洗車好きなため、いつも愛車はピカピカ。

こちらの記事もおすすめです

この記事に関連するキーワード

新着記事

タグで検索