『たびたび、旅へ』

第18話 完全防水バッグ愛を聞いてくれ

掲載日:2017年10月26日 タメになるショートコラム集たびたび、旅へ    

Text & Photo/NOBUWO

エンデュリスタンのトルネード2ドラムバッグLをアフリカツインに積載したところ。パッキング中にちょうど雨が降ってきたが、そんなときもまったく焦る必要がない。ちなみにキャンプのマットは、バサバサ振れば水が落ちるので、外付けで問題ない。

15話16話でレインウエアや手足の防水について書かせていただきました。

僕の周りでは、意外とレインウエアに対する意識が低いらしく、比較的多くのライダーがレインウエアを携帯していない様子。でもそれじゃ、いろいろと辛い思いをするんですよー、と書いたので詳しくは第15話を参照してください。

で、今回は荷物を防水する話です。

皆さんは普段どんなバッグを使っているでしょうか。ツーリング用のバッグにはナイロン、帆布のソフトバッグから、樹脂製のハードケースまで、さまざまな素材の物がありますよね。ここでも僕が重視したいのは防水性です。

そこで僕は、ターポリンという完全防水の生地で作られたダッフルバッグを愛用しています。今はいろいろなメーカーからリリースされるようになりましたが、10年ほど前はごく一部のメーカーしかありませんでした。

実を言うと僕はハードケース、とくにトップケースが個人的に好きではありません。防水や防犯など使い勝手の良さはすごいと思いますが、いかんせん、それを装着するとバイクのデザインが大きく崩れると思うからです。

またナイロンや帆布のバッグは表側にポケットがたくさんあり、使い勝手はいいのですが、やはり雨のときはレインカバーを装着しないといけないのと、結局レインカバーをしても、長時間雨天走行をすると浸水して内部が濡れてしまうんですね。

しかし「完全防水」を謳うターポリン系のバッグは、きちんと口を閉めていれば、どんなに雨が降っても中身は濡れません。

僕は林道にもよく行くのですが、林道には雨や湧き水でできた水たまりがたくさんあります。雨が降っていないくても、荷物が泥々になることは日常茶飯事。そんな場合でも、ターポリンバッグなら気にすることはありません。そして、バッグが泥で汚れてしまったとしても、バイクと一緒にジャージャーと洗うことができるんです。これは完全防水だからこそなせる技でしょう。

また完全防水だから、キャンプの際に中にお湯を入れて足湯にしたり、ツーリングの途中で釣った魚を中で泳がせたり、溺れて流されそうになっている人に、浮き輪代わりに投げたりと、本当に便利なのです!

まぁ、冗談はさておき、最近は日帰り用の12ℓ程度からキャンプで活躍するような60ℓ~80ℓサイズまでいろいろとあるので、一度使ってみてはいかがでしょうか。やみつきになること間違いありません。

僕が主に愛用しているバッグは以下の製品です。

エンデュリスタン
XSベースパック12ℓ 8,000円(税抜き)
トルネード2 ドラムバッグL/8,300円(税抜き)

オルトリーブ
ドライバッグ PD350 バルブ付 13ℓ/3,300円(税抜き)

ウルフマンとオルトリーブの組み合わせ。大きいバッグにはキャンプ道具一式を入れ、小さいバッグには着替えや洗面具、身の回りの品を収納。ロングツーリングでフェリーに乗る際は、小さなバッグだけを持って客室にあがるようにする。

黒いバッグであれば、ハーレーやネイキッドなどにもマッチする。またリアシートの上でも滑りにくいので、パッキングもやりやすい。

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