ネオクラシックムーブメントを加速させる勢いを秘めたショウエイの「Glamster(グラムスター)」発表会レポート

掲載日:2020年08月26日 フォトTOPICS    

取材協力/SHOEI 写真・文/成田 恒一

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クラシックなスタイルに機能を落とし込んだ
ネオクラシックフルフェイス

2020年9月に発売が予定されているショウエイのネオクラシックフルフェイス「Glamster(グラムスター)」。その発売に先駆けて、8月26日にSHOEI Gallery TOKYO(東京都千代田区外神田2-15-2 新神田ビル)にてGlamster発表会が行われた。Glamsterのコンセプトは「クラシックなスタイルに機能を落とし込んだネオクラシックフルフェイス」というもので、ショウエイの安全基準をクリアしつつ、シェル形状をコンパクトにまとめ、普遍的でミニマムなクラシックスタイルとショウエイの求める機能を両立させるべく開発は進められた。さらに外装、内装ともに質感を高くすることも大きな課題としてあげられている。

そうして完成したGlamsterは、昨今のバイクシーンのネオクラシックムーブメントを、さらに加速させる勢いをも秘めたショウエイヘルメットの意欲作と言える。ちなみにGlamsterのネーミングは「Glamour」と「Roadster」を掛け合わせた造語だという。

今回の発表会では、Glamsterのデザインを手がけたショウエイ・チーフデザイナーの福山 伴理氏とモーターサイクルジャーナリストの河野 正士氏によるトークショーが開催され、デザインのこだわりや、その苦労話、ヨーロッパを中心としたネオクラシックスタイルのムーブメントなどについて語られた。

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Glamster発表会のメインコンテンツは、ショウエイ・チーフデザイナーの福山氏(左)とモーターサイクルジャーナリストの河野氏(右)によるトークショー。新型コロナウイルス感染予防としてソーシャルディスタンスを保ちつつ、参加者は全員フェイスシールドを着用。

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デザインでこだわったというシールド取付部のリブについて語る福山氏。このリブの設置により安全性を犠牲にすることなく帽体のコンパウトさを追求している。

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トークショーでは、初期段階のGlamsterのデザインスケッチなども披露された。

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河野氏は日本のカスタムシーンやヨーロッパを中心としたネオクラシックブームについて説明。世界のカスタムショーやバイクイベントに精通する氏ならではのトークであった。

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発売前のGlamsterを世界で活躍する日本のカスタムビルダー、チーターカスタムサイクルズの大沢氏がテスト。「軽くてバランスがよく、視界も広いので非常に使いやすい」とのコメントをいただいた。

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続いて日本を代表するカスタムペインター、シェイキンスピードグラフィクスの清水氏もGlamsterをテスト。「内装のフィット感が高く、重心のバランスがよく、そして軽い。非常に静粛性が高いので、走りに集中できる」とコメント。

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昨今のネオクラシックブームを象徴するヘルメット、Glamster。発売は今年9月に予定されており、価格は4万3,000円(税抜き)となっている。

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SHOEIのロゴは、あえてフチなしのデザインを採用し、レトロな雰囲気を演出している。

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デザイン的なアクセントにもなっているフロントのダブルスリット。もちろんベンチレーションとして機能する。

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シールドワッシャーはこだわりのアルミビレット製とされる。取付ビスは専用品とされ、コインを使って取外しや調整が可能。

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シールド部のフチゴムにもこだわりが隠されている。シンプルかつオールド感を演出するため、通常のヘルメットとは違うアプローチでフチゴムが設置されている。

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Glamsterカラーは、マットブラック、オフホワイト、ブラック、そして上のメインカットのバサルトグレー、ラグナブルーの計5色がラインナップされている。

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