初心からベテランまで「安全に楽しめる」がコンセプト! 195名が集まったKUSHITANI RIDING MEETING

掲載日:2019年11月29日 フォトTOPICS    

取材協力/クシタニ
写真・文/バイクブロス・マガジンズ編集部

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レーシングギアのパイオニアが
楽しく安全に走れるミーティングを開催

2019年11月5日(火)、筑波サーキットコース2000にて「KUSHITANI RIDING MEETING(クシタニライディングミーティング)」が開催された。当日は最高の秋晴れとなり、平日にも関わらず筑波サーキットに195名もの参加者が来場。大盛況のイベントとなった。

この走行会は、「サーキットを走ってみたいけれどライセンスがない」「一人で走りに行くのは勇気が出ない……」という、サーキット走行初心者から、「ライディングのスキルアップをしたい」というベテランライダーまで幅広く対応している。参加者の実力に合わせ段階的にクラス分けをすることで、安全に楽しくスポーツ走行を楽しむことがコンセプトとなっているのだ。

また、安全にサーキットを走行するにあたり欠かせないレーシングスーツも、全国のKUSHITANIプロショップにてレンタルが可能だ。初めてのサーキット走行でレーシングスーツまで購入するのはなかなか大変、と思ったらこのサービスを活用してもらいたい。

今回、筆者も実際にレーシングスーツをレンタルし、「KUSHITANI RIDING MEETING」に参加させてもらった。そのイベントの様子を写真と共にレポートしよう。

※2019年、全国各地で開催されていた「KUSHITANI RIDING MEETING」は残念ながら今年のスケジュールは全て終了してしまったが、2020年のスケジュールも決まり次第クシタニのホームページ内にあるミーティング告知ページに掲載予定となっている。開催スケジュール、場所、料金などはそちらをチェックしてみよう。

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まずは参加者全員で座学を受ける。サーキット走行の注意点、フラッグの説明などが行われた。ライダーであれば一度は自由自在にバイクをコントロールし、思いっきり走ってみたい! と考えるもの。それを叶えられるのがサーキットだ。ただし、自分以外のライダーも走るため、基本的なサーキットのルールを事前に理解するためにこの座学が行われる。

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KUSHITANI RIDING MEETINGならではの講習内容が同乗走行である。参加者は走行前にトラックの荷台に乗り込み、コースの脇でインストラクターの生見 友希雄(ぬくみ ゆきお)氏に、筑波サーキットの走行方法を教わった。これは他の走行会ではなかなか体験できない。

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筑波サーキットは第1コーナー、第1ヘアピン、第2ヘアピンと、180度以上ターンするコーナーが3つある。また第1コーナー、第2ヘアピン、最終コーナーは複合コーナーになっていて、コーナーへの進入がより難しいテクニカルなレイアウトだ。路面は荒れが少なく、グリップもいいため、思い切って走れるという特徴もある。こういった内容はインストラクターがコースを走行し、それを見ながら生見氏により説明される。これ以外にも初心者にありがちなミス、注意点や、ブレーキングのポイント、ライン取り、加速のポイントなどがレクチャーされた。

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バイクがコースを走行しているのを、コーナー脇から間近で見ながら、実際に走るときのポイントを教えてもらう。この講習中にも質問を受け付けてくれるので、走る前に浮かんだ疑問はここで聞いておく。参加者は真剣に聞き入っていた。

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走行は各クラス20分×3本。先導付き追い越し禁止のクラスのみ、走行の間に2回、座学が行われる。

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走行前に車両の灯火類にテーピングを行い、走行枠のステッカーをフロントに貼り付けたらいよいよコースイン。

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インストラクターの話を聞きながらイメージトレーニング。各自上手くできなかったことを脳内のイメージで再チャレンジしてから実際走るコースへ。

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走行中はインストラクターも一緒に走っているので、運が良ければ真後ろを走り、走行ラインを学ぶことができる。また、休憩時間もブレーキの掛け方、腰の落とし方や膝の開き方など、疑問に思ったことを聞くと熱心に答えてくれた。サーキットを思いっきり走ってみたい、バイクをもっとうまく操作できるようになりたいというライダーは参加することをオススメする。きっと今までよりライディングスキルが上がるはずだ!

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お昼の休憩時間には、サーキット内でMVアグスタの車両を試乗できるイベントも開催された。試乗車はBRUTALE 800 RR、BRUTALE 800 DRAGSTER RR、F3 675‐MY2019の3台。

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パドックエリアには各メーカーのブースも出展。(左上)クシタニブースではツーリングで使えるジャケットやパンツ、レーシングスーツが並んだ。(右上)サスペンションプロショップテクニクスでは同車製品を装着したデモ車のヤマハ・YZF-R25が展示され、商品の説明が行われていた。(左下)FANTICブースでは今年日本で発売となったキャバレロフラットトラックとャバレロスクランブラーがお目見え。(右下)LS2のブースでは人気のヘルメットを手に取ることができた。

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今回、筆者がレンタルサービスで借りたレーシングスーツは躍動感あふれるデザインの新型スーツ「VERDE(ヴェルデ)」。レーシングスーツには転倒時に体を守る防御性と、ライディング時に動きやすさを確保することで未然に転倒を防ぐ運動性の両方が求められるが、VERDEではその二つともが非常に高いレベルで叶えられている。

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プロテクター部には「Kフォームプラス」という軽量かつ低吸水性高衝撃吸収材が採用されており、スポーツ走行時に汗をかいても安心。また、万一転倒の際にも被害を小さくすることができる。肘や膝の部分にはシャーリングが入っていてとても動きやすく、体の可動域が制限されずに自由に動かすことができた。

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牛革とザイロンニット(ポリエステル)の組み合わせで柔らかくて軽く、着心地も非常に良い。価格は28万円。クシタニでは自分の体や個性に合わせて、豊富なバリエーションからサイズ、デザインを選ぶイージーオーダーシステムも利用可能だ。こちらのイージーオーダー価格は30万円(価格は全て税抜き)。

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走行後にはジャケット、グローブや、お米をかけ、ジャンケン大会がスタート! 今回のミーティングは懐かしいモデルから最新のモデルまで様々なバイクが集まり、ビギナーからベテラン、特に女性の参加者も多く見受けられたのが印象的だった。世代を超えたライダー同士の輪が大いに盛り上がる中、イベントは無事終了。次回開催をお楽しみに!

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