SANCTUARY RED EAGLE GPZ900R(カワサキ GPZ900R)

掲載日:2020年05月03日 プロが造るカスタム    

取材協力/サンクチュアリー レッドイーグル
記事提供/ロードライダー編集部
※この記事はロードライダー特別編集『ザ・カスタムマシン2018』に掲載された内容を再編集したものです。

SANCTUARY RED EAGLE GPZ900R(カワサキ GPZ900R)のカスタム画像
SANCTUARY RED EAGLE GPZ900R(KAWASAKI GPZ900R)

スポーツパッケージTYPE-Rを
さらに自分仕様にアレンジ

昔はエンジンチューン大前提、積み替えも辞さないというヘビーカスタムが多かったニンジャカスタム。しかし、ここへ来てその流れにも変化が起きているようだ。

「チューニングに関しては足まわりメイン、あとは外装やカラーで違いを出していく、というオーナーさんが多くなっている気がします。エンジンに関してはあまり大排気量にはせず、ハイカムを入れる程度でも十分速いですしね」そう語るサンクチュアリーレッドイーグル代表・吉田さん。

以前からニンジャらしさを濃厚に味わえるという意味でノーマルエンジンを評価する声は多かった。ニンジャの基本設計、年式(35年近い前の1984年初出で、最終型でも2003年=15年前)を考えれば、絶対的な速さより『味』を重視するという方向性は、歓迎すべきことでもあるだろう。

SANCTUARY RED EAGLE GPZ900R(カワサキ GPZ900R)のカスタム画像

ここで紹介する車両はサンクチュアリーのコンプリート=RCMとして製作された1台。ニンジャRCMに関してはいくつかの設定があるが、これはスポーツパッケージの上級仕様『TYPE-R』として仕立てられたものだ。

「TYPE-Rで、というのは早い段階で決まっていましたので、あとは外装やパーツの色など細かい部分をアレンジしていくことでオリジナリティを出していってます」(同)

2018年1月には新たにシャシーダイナモを導入したという同店。キャブ&インジェクションの精密セッティングにも今まで以上にこだわっていくとのことで、こちらも今後さらに期待できそうだ。

詳細写真

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フロントはサンクチュアリーオリジナルのオーリンズE×Mパッケージ(φ43mm正立フォーク+天吊りフェンダー/キャリパーサポートのキット)で構成。ハンドルはニンジャ改定番のバー仕様だ。マスターは左右ブレンボRCS。

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エンジン本体はSTDだが、ワイドラジエーター&オイルクーラーハイマウントキットなど冷却系は変更。

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吸排気系もFCRφ37mm+PMCハイスロキット、ナイトロレーシング製ウェルドチタンEXへと変更している。

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3.50-17/6.00-17ホイールはO・Zアルミ鍛造5本スポークのピエガ。リアフェンダーレスはバグース製を使っている。シートはデイトナRCMコンセプトのコージーシート、リアサスは17インチ用オーリンズだ。

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