掲載日:2020年05月03日 プロが造るカスタム
取材協力/サンクチュアリー レッドイーグル記事提供/ロードライダー編集部 ※この記事はロードライダー特別編集『ザ・カスタムマシン2018』に掲載された内容を再編集したものです。
昔はエンジンチューン大前提、積み替えも辞さないというヘビーカスタムが多かったニンジャカスタム。しかし、ここへ来てその流れにも変化が起きているようだ。
「チューニングに関しては足まわりメイン、あとは外装やカラーで違いを出していく、というオーナーさんが多くなっている気がします。エンジンに関してはあまり大排気量にはせず、ハイカムを入れる程度でも十分速いですしね」そう語るサンクチュアリーレッドイーグル代表・吉田さん。
以前からニンジャらしさを濃厚に味わえるという意味でノーマルエンジンを評価する声は多かった。ニンジャの基本設計、年式(35年近い前の1984年初出で、最終型でも2003年=15年前)を考えれば、絶対的な速さより『味』を重視するという方向性は、歓迎すべきことでもあるだろう。
ここで紹介する車両はサンクチュアリーのコンプリート=RCMとして製作された1台。ニンジャRCMに関してはいくつかの設定があるが、これはスポーツパッケージの上級仕様『TYPE-R』として仕立てられたものだ。
「TYPE-Rで、というのは早い段階で決まっていましたので、あとは外装やパーツの色など細かい部分をアレンジしていくことでオリジナリティを出していってます」(同)
2018年1月には新たにシャシーダイナモを導入したという同店。キャブ&インジェクションの精密セッティングにも今まで以上にこだわっていくとのことで、こちらも今後さらに期待できそうだ。