掲載日:2020年03月22日 プロが造るカスタム
取材協力/カスタムファクトリー刀鍛冶記事提供/ロードライダー編集部 ※この記事はロードライダー特別編集『ザ・カスタムマシン2018』に掲載された内容を再編集したものです。
「この車両はウチの店頭にあった車両を購入いただいて、足まわりから外装まで一気に仕上げたというものです。外装はウチのオリジナル(GS1000Rレプリカ)ですが、シートカウルに小物入れ用のボックスを追加したり、シート本体もパッド入りにしたりとワンオフ変更も加えています」そう語るカスタムファクトリー刀鍛冶の代表・石井さん。
足まわり、マフラー、リアサスなども変更されているが、外観だけを見ていると純正にも思えるさりげなさ。『取って付けた感』のない仕上がりが特徴だが、これは足まわりをスズキ純正パーツ流用で組んであることが大きいと言える。
倒立フォークはGSX - R1000K5、前後ホイールは同K1、フロントキャリパーはハヤブサ純正といった具合。一方でリアアーム、ステップ、トップブリッジ(中空タイプ)などをワンオフ品とすることで、単なる流用改とも異なったルックスとしている。マフラーも同店オリジナルだが、エキパイをブラック塗装とするなど、ここでもマシン全体の雰囲気になじませるためのアレンジが光る。
「足まわりを強化したのに合わせてフレームも補強、リアサスもナイトロンに特注したワンオフ品をレイダウン装着しています。次、どこやるねんってくらいの仕上がりですが、今後やるとすれば、エンジンですかねえ」(同)。
確かに外観、走行性能など、トータルバランスはこの状態でもかなり高い。コンプリートと呼ぶにふさわしいアレンジは、やはりプロショップならではのものだ。