J’s CB750F(ホンダ CB750F)

掲載日:2019年11月03日 プロが造るカスタム    

取材協力/ジェイズ
記事提供/ロードライダー編集部
※この記事はロードライダー特別編集『ザ・カスタムマシン2018』に掲載された内容を再編集したものです。

J's CB750F(ホンダ CB750F)のカスタム画像
J's CB750F(HONDA CB750F)

あえてボルトオンで目指した
極上&快速な本質追求カスタム

「CB-Fシリーズを初めとしてスチールフレームは弱い、とよく言われますが、前後足まわりのアライメントを適正にすることで、補強を入れなくてもハイグリップラジアルタイヤに対応できる。この車両はサーキットでのスポーツ走行をしながら煮詰めていったため、必要最低限の補強は加えていますが、使っているパーツはボルトオンの市販品ばかりです。つまり一般ユーザーでも組める仕様。ボルトオンでもここまで走れる、という証明をしたかったんですよ」(ジェイズ代表・宮繁さん)

そんなコンセプトによるJ'sのCB。マシン開発では、自らもCB-Fオーナーという元GPライダー・伊藤真一さんもアドバイスを行ったとのこと。こうした事実からも走りのパフォーマンスの高さが窺い知れるというものだ。現在、マフラーの開発なども同じ体制で行われているそうで(この車両に装着されているのは開発中の試作品)、こちらも大いに期待できそうだ。

J's CB750F(ホンダ CB750F)のカスタム画像

気になる足まわりだが、ステム、リアアームとも同店製オリジナルを装着。いずれもCB1300SF(SC54)ホイールがボルトオンできる設計で、当初はSC54純正→予算が確保できたら社外軽量ホイール、というように段階的カスタムにも対応できるよう、配慮されている。

エンジンは750Fベースの823ccで、バルブやスプリングもノーマル、ポートも段差修正のみ。オイルクーラーに純正品を使うあたり含め、じつにCB-Fらしく、さすがの仕上がりなのである。

詳細写真

J's CB750F(ホンダ CB750F)のカスタム画像

フォークはCB1300SF用φ43mmでステムはJ's17インチ用ショートオフセット品。サーキットでのスポーツ走行に対応するシャシーだが、フレーム補強はステムまわり2カ所、ピボットまわり3カ所の計5カ所のみ。

J's CB750F(ホンダ CB750F)のカスタム画像

ベースは1980年式750F。変更されているのは実質ワイセコ製φ65mmピストン(823cc)のみでクランク、コンロッドなども純正のままだ。キャブはFCRφ37mm。

J's CB750F(ホンダ CB750F)のカスタム画像

ブレーキは前後ともブレンボキャリパーで他はFがブレンボφ320mm+同ラジアルマスター、Rがサンスターφ250mm+ニッシンマスターという王道とも呼べる組み合わせだ。

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リヤアームも同店製ワイドタイヤ用でリヤサスもオーリンズに変更。

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