BIGFOOT ZRX1200DAEG(カワサキ ZRX1200DAEG)

掲載日:2019年10月13日 プロが造るカスタム    

取材協力/ビッグフット TEL093-693-6333
記事提供/ロードライダー編集部
※この記事はロードライダー特別編集『ザ・カスタムマシン2018』に掲載された内容を再編集したものです。

BIGFOOT ZRX1200DAEG(カワサキ ZRX1200DAEG)のカスタム画像
BIGFOOT ZRX1200DAEG(KAWASAKI ZRX1200DAEG)

あえてセオリーの逆を行く
カスタム上級者編

シャシーはエンジンより速いのが好ましい、と昔からよく言われてきた。チューニングにおいてもそれは同じで、車体まわり、とくに前後サス、ブレーキ、ホイール軽量化などを済ませたのちに、エンジンチューンへいく、というのがセオリーとされている。だが、ビッグフットの手がけたこのDAEGに関しては、少しばかり事情が違っているようだ。

「この車両のオーナーさんはミニバイクレースにビッグネイキッド、リッタークラスのスーパースポーツモデルまで、多数のモデルを乗り継いで来た方。で、ノーマル状態でDAEGに乗ってみて、最初の感想が「もうちょっとパワーがほしいですね」だったんです。じゃあ、セオリーとは逆になりますが、まずエンジンパワーを少し上げてみましょうか、ということで、吸排気系から変更してみました」そう語る同店代表・阿武(あんの)さん。

BIGFOOT ZRX1200DAEG(カワサキ ZRX1200DAEG)のカスタム画像

レース経験もあるオーナーだけに、課題点の分析もお手のもの。エンジンパワーを上げれば、次のステップが見えてくるだろう、という作戦なのだ。EXはビート・ナサートR+ナイトロサイレンサー、純正FIはファンネル仕様となり、さらにスペシャルエージェント製サブコンで燃調補正を行っている。まだノーマルの部分が多いものの、チューニングプランは着々と練り上げられているようだ。

「この状態で乗りながら、次どうイジっていくか、オーナーさんの頭の中ではカスタムプランが尽きないみたいです(笑)。この考えている時間もバイクライフの楽しみのひとつだと思うんですよ」

詳細写真

BIGFOOT ZRX1200DAEG(カワサキ ZRX1200DAEG)のカスタム画像

ベースは2015年式でフレームはSTDをRXコート。ハンドルはHARDY、ステップはKファクトリー製に変更。

BIGFOOT ZRX1200DAEG(カワサキ ZRX1200DAEG)のカスタム画像

シートはレオパルド製セパレートシングルシートに変更されている。

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ステップはKファクトリー製に変更。ハイスロはアクティブ製。エンジンはSTDだが吸排気系チューン、およびサブコンによる燃料補正を実施。

BIGFOOT ZRX1200DAEG(カワサキ ZRX1200DAEG)のカスタム画像

前後ホイールはノーマルだがピボットシャフトを中空クロモリ製に変更、リヤアームも6カ所を補強するなど、剛性感にもこだわってチューン。左右マスターもニッシン製ラジアル、フロントディスクもサンスター製プレミアムレーシングに変更する(ブレーキラインはスウェッジラインプロ)など、実走性能とタッチにもかなりこだわっている。

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