掲載日:2019年07月14日 プロが造るカスタム
取材協力/ミスターバイク(TEL 0968-69-1189)記事提供/ロードライダー編集部 ※この記事はロードライダー特別編集『ザ・カスタムマシン2018』に掲載された内容を再編集したものです。
「私がアメリカンスタイルの明るい感じが好きなこともあって、それに合わせた塗色を選んだり、エンジンカバーほかをめっき仕立てすることが多いですね」。このCB-Fを前に、そう言うミスターバイクの田村日義さん。田村さんはCB750Fourも多く手がけてきたが、この車両は今ともにショップを動かす息子の健(けん)さんに初めて1台任せて作った車両だった。
「“やってみるか?”って渡されましたが、私が背が高いので、乗った時にバランスが良くなるよう工夫しました。ホイールはGSX-R600の17インチでリアタイヤが170、スイングアームはちょっと長めのイナズマ1200。後にエンジンもボアアップしたら、パワー感も出せました。これで大筋が決まって、大事にしようと思ってました」と健さん。
その後現オーナーがショップを訪れた際にこの車両にひと目ボレし、強い熱意に押し負けて販売、となったと言う。「20代の方なんですがもう8年くらいお付き合いして、いい関係です。車両は先日アクシデントに遭ったのでフロントを修復しフォークを変更したのが今の状態。外装は1度リフレッシュの予定です」(田村さん)
このことも合わせ、今後は必要が生じたらその都度整備を行っていくとのこと。明るい外観で積極的に乗りたくなり、質実なアップデートと整備できちんと走ることがフォローされる。これからCB-Fのような旧車を楽しむいい見本のような1台なのだ。