テクニカルガレージ ラン BANDIT1200S(スズキ BANDIT1200S)

掲載日:2016年12月05日 プロが造るカスタム    

取材協力/テクニカルガレージ ラン

記事提供/ロードライダー編集部

※この記事はロードライダー特別編集『ザ・カスタムマシン2015』に掲載された内容を再編集したものです

テクニカルガレージ ラン BANDIT1200S(スズキ BANDIT1200S)のカスタム画像
TECHNICAL GARAGE RUN BANDIT1200S(SUZUKI BANDIT1200S)

車両を活かす基本の整備に加え
時宜に応じて適切にパーツ選択

1400系を除いた油冷最終モデル(~2006年)がバンディット1200/S。そしてこの車両は油冷各モデルが得意なTG-RUNによるもの。「外観もエンジンまわりもキレイですが、じつはもう5万kmは走っているんです。でもオーナーさんがきちんと定期整備や、ウチでの推奨パーツ等に賛同してくれてチューンしていて、良好な状態を保っているんです」とRUN代表の杉本さん。

手の入っている部分を見ていくと、ホイールはマルケジーニ鍛造、前後ショックはオーリンズ、ブレーキ系はブレンボ等々、RUNではおなじみのブランドだが…。

テクニカルガレージ ラン BANDIT1200S(スズキ BANDIT1200S)のカスタム画像

ベースは2006年式のバンディット1200Sファイナルエディションでフレーム/エンジン/ステムはスタンダード

「自分でもよく振り返るんですが、同じ内容に集約されてしまうのはいいものを確かめて選んでいった結果。これは車種の区分なく、油冷でも同じです。当時の車体に対して間違いなく機能や精度が上がるパーツ群だから使う。

リアサスペンションは当初は他ブランドの製品を装着してセットアップ、満足されていたんですが、今回オーナーさんの要望でオーリンズに換装。よりオーナーさんの望む特性に近くなったという感じです。 キャブレターも換装していますが、これもきちんと定期点検すればスタンダードのリプレイスにもなり得ます。ちゃんとやれば燃費もそう悪くなりませんし、特性もいい。要は使い方と、付けっぱなしでなくちゃんと面倒を見るかです」こう続ける杉本さん。

鉄フレーム油冷車のノウハウはTOTできっちり作ってきた。さらに、ほかにないからと作ってきたオリジナルパーツ=エンジンマウントほか=も駆使して油冷界をサポートする。今、ここまで油冷のことをきちんと見ているショップもないはず。だからこそ、その動きには注目したいのだ。

テクニカルガレージ ラン BANDIT1200Sの詳細写真は次のページにて

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