DDD & NOI:Z GSX750S(スズキ GSX750S)

掲載日:2015年06月26日 プロが造るカスタム    

取材協力/ノイズ

記事提供/ロードライダー編集部

※この記事はロードライダー特別編集『ザ・カスタムマシン2014』に掲載された内容を再編集したものです

DDD & NOI:Z GSX750S(SUZUKI GSX750S)

“カタナR”のネーミングを目指して
モディファイされた究極進化型

ある程度カスタムされていた車両をベースに、全バラから作り直したというカタナ改。コンセプトは「日本刀のイメージ」だったそう。その一方でフォークはあくまでも正立タイプ、GSX-Rの油冷エンジンを搭載することなども当初からの基本方針としてあったようだ。

「じつは空冷エンジン&ノーマルタンクで別のリヤサスを付けてる状態の時に、ロードライダー誌で紹介してもらったことがあるんです。その後、フレームも車体同色のブラックにリペイントして、油冷エンジンを積んだのが、現在のこの仕様。カタナにRのエンジンだから、GSX-RじゃなくてカタナRです(笑)」

そう語るのは、ノイズ代表・横井さん。この車両は同店とレース活動などで縁の深いDDD代表・林さんの所有する1台で、製作はふたり共同で行ったという。そういったバックグラウンドを持つだけに、内容(とくに足まわり)はかなり本格的だ。用途は基本、街乗り及びツーリングだというのだが、それだけにとどまらない、何と言うか凄みのようなものが感じられる。

「タンクもアルミにして、フロントカウルほか外装も加工&アレンジして、一応これが最終形。油冷エンジンを積んでもカタナなのかっていう議論は昔からずっとありましたけど、ベースとなるフレーム、外装ともカタナということで、そのあたりはクリアできたかなと思ってます」(同)

'90年代からの20年で最も進化したのは、車体ディメンションに対する意識。各種カスタムノウハウもあるが、それ以上に見る側の意識の変化も大きかったと思う。それできちんと走るカスタムも増えたのだ。このカタナ改も、そうした成果と変化の上に成り立っているのである。

DDD & NOI:Z GSX750S(SUZUKI GSX750S)の詳細は次ページにて

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