カワサキ GPZ900R

掲載日:2010年01月22日 プロが造るカスタム    

カワサキ GPZ900R

チューニング過程を
すべて楽しむために

ニンジャ系カスタムを得意とするショップとして知られるマーベラス。それだけに、あらゆるカスタム手法、目的別、予算別のベストチョイスなどについても知り尽くしているわけだが、カスタムで大事なのは、どうもそれだけでもないらしい。

「たとえば17インチ仕様のニンジャなら、ウチなりにある程度決まったものはあるんですけど、一気にやってしまって次がないっていうのも、それはそれで寂しいものなんですよ。経過を楽しめないというか。結果ノーマルとの違いやチューニングをしていく面白さが味わえなくて、飽きてしまうなんていうことも最悪、あると思います。ムダが出ないという意味では、一気にやるのもいいんですけどね」(代表・折目さん)

そんなこともあり、ここのところ同店で推奨しているのは、まず足まわり、次にオーバーホール時期にエンジンをチューニングする段階的チューニング。ひと口に足まわりと言ってもブレーキ、ホイール、サスなど各部あるので、これを考えていくだけでもじつは結構楽しめるのだ。

外観からしてひと目で『マーベラス仕様』と分かるこのニンジャも、まさにそんな手法で仕上げられている1台。現在はハイスピードランにも十分対応できる足まわりを組み終わり、次はフォーク変更を検討中だ。

「エンジンはその後になると思うんですけど、これもニンジャベースでいくか、GPZ/ZRX換装にするか、ハーネスを引き直してFI化するかなど、かなり迷えるんですよ。これが楽しいんですよね(笑)」

バイクライフすべてを楽しむことがカスタムだとするなら、これはかなりお薦めの手法と言える。何事も好きなものは、悩んでいるときが一番楽しかったりするのだから。

マーベラスエンジニアリング GPZ900Rの詳細写真は次のページにて

こちらの記事もおすすめです

この記事に関連するキーワード

新着記事

タグで検索