スズキ GSX-R1000

掲載日:2009年12月25日 プロが造るカスタム    

スズキ GSX-R1000

富士にもよく似合う
ニュースクール系ジクサー!

富士山の前に並んだジクサー(アメリカのストリートではGSX-Rを普通こう呼ぶのだった)3台。1番左のホワイトがK8、ほかのブルーとイエローはK7だが、共通しているのは車体各部のパーツに「めっき塗装」という、カラーリング手法が使われているということ。いわゆる従来の「樹脂めっき」や「真空蒸着めっき」じゃないのである。

「めっき塗装っていうのは、その名の通りスプレーガンによる塗装でめっきをかけてしまうという技術。あらゆる素材にめっきをかけられるので、たとえばゴムや陶器にめっきをかける、なんていうこともできてしまうんですよ。あとは、この車両の外装パーツのように車体カラーに合わせたカラーめっきができるのも、塗装ならではのことですよね」(シルバーハーツ代表・杉山さん)

環境にやさしい、従来のめっきよりコストパフォーマンスに優れる、なんていうのも、めっき塗装の隠れたメリット。もちろんスプレーガンがあれば誰でもできるというものではなく、それ専用のしっかりした設備およびブースが必要不可欠(不純物が混じるとめっきが反応を起こして変色してしまう)だが、それにしても『何にでもめっきがかけられる』というのは、理屈抜きに面白い。実際、同店にはバイク以外のめっき塗装依頼も数多く寄せられていて、お店のドア全面カラーめっきとかインテリアの置物まるごとめっきなど、いろいろやっているらしい。

同店では米ロアリング・トイズ社に車両製作を依頼、完成車を輪入するといった業務も手がけていて、上のイエロー、ホワイト2台のジクサーもそうやって国内に輪入された車両。それをベースにさらにモディファイを加えることで『シルバーハーツ・スタイル』に仕上げていくというわけだ。今回は日中の撮影だったが、杉山さんによれば「電飾で真っ青に光る姿もかなりヤバい」とのこと。これもめっきならではのメリットだろう。

シルバーハーツ GSX-R1000の詳細写真は次のページにて

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