掲載日:2011年03月04日 プロが造るカスタム
好みのスタイルは千差万別、だからこそバイクライフは楽しい。そう感じさせてくれる一台がこのカフェレーサーだ。「ロッカーズのようなスタイルではなく、サーキットシーンに映えるカフェレーサーをイメージしたんです」とは、オーナーのmotchieさんの弁。制動性を優先してフロントをディスクブレーキにしたあたり、“走れるバイク”を意識しているのがうかがえる。
イメージしたのは、マン島TTレースで活躍したノートン・マンクス。なるほど、フロントカウルにタンク、シートのチョイスに加え、ハンドルやマフラーなどもかなり意識した部分が伺える。そこに自身のオリジナリティとして加えたのがイエローというカラー。「昔見たHONDA CB400FOURのイエロー×ブラック×メッキというカラーリングが鮮烈に残っていて、それをこの車両に反映させたかったんです」という思いが見事に具現化、ノーマルのエンフィールドにはない個性として主張してくる。
ノスタルジックな風貌から走行性能が軽視されがちだが、「当初イメージしていた以上」とオーナーが語るとおり、意外にもスポーティな走りを見せるブリット350。誰にも真似できない“攻めるカフェレーサー”がここにある。