大きくて重いというネガを払拭 システムヘルメットの新基準だ

掲載日:2013年01月29日 ROAD RIDER アイテムレビュー    

フルフェイスの安全性とオープンフェイスの利便性を融合させたシステムヘルメットは、最もツーリングに適したタイプであり、欧州を中心に根強い人気がある。ただ、アゴを覆うチンガードを上下させる構造が複雑なため、どうしても帽体自体が大きく、かつ重量が増えてしまう傾向にあり、さらに価格も……、などのネガ要素があったのは事実だ。 全米シェアナンバー1の韓国ヘルメットメーカー、HJCから登場したアルファ・マックスは、そうした既存の欠点を払拭した画期的なシステムヘルメット。帽体は同社のハイエンドフルフェイス、アルファ10にも採用されるPIMとすることで、大幅な軽量化とコンパクト化を達成。長時間のライディングにおける身体への負担を軽減している。

 

Photo/前川健彦 Report/大屋雄一

 

[ 編集部コメント ]

そして、ツーリング時に嬉しい装備のひとつが、レバー操作で簡単に開閉できるインテグレーテッドサンバイザーだ。さらに、優れた防曇効果を発揮するピンロックシートを標準装備したり、抗菌防臭効果のある生地を内装に使用するなど、すべてのパーツに気が配られている。

 

HJCの最新テクノロジーを結集したアルファ・マックス。この内容で5万円を切るのは驚きであり、特に価格面で導入を躊躇していたライダーにとっては魅力的に映るだろう。

 

 

[ SPECIFICATIONS ]
メーカー/HJC(韓国)
販売元/アールエスタイチ
製品名/RPHA MAX(アルファ・マックス)
帽体/PIM(ファイバーグラス)
規格/JIS、SG
カラー/パールホワイト、シルバー、ブラック
サイズ/S(55~56cm)、M(57~58cm)、L(59~60cm)、XL(61~62cm)
価格/4万9980円

 

 

[ DETAILS ]

頭頂部には大型のエアインテークを設置。シャッターの開閉はワンタッチだ。単体重量はLサイズで1570g±50gと、ほぼフルフェイス並みの軽さだ

 

昨今のトレンドとなっているサンバイザーを装備。これも開閉は容易だ

 

エアインテークから導入された走行風は、後方のベンチレーションから輩出される。パーツをスポイラー形状とすることで高速走行時の揚力を軽減

 

赤いボタンを押すことでチンガードのロックが解除される。3DシールドはUVカット仕様で、内装パーツはすべて脱着式となっているので洗濯が容易

 

 

[ お問い合わせ ]
アールエスタイチ
電話/072-874-3268
〒574-0013 大阪府大東市中垣内3-1-25

 

[ 記事提供 ]
ロードライダー編集部

 

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