スズキ GSR400
スズキ GSR400

スズキ GSR400 – リアルスポーツであることを追求

掲載日:2007年06月21日 試乗インプレ・レビュー    

斬新なフォルムと最先端の技術で
中型クラスに殴り込みをかける

400ccネイキッドスポーツというと、Honda「CB400スーパーフォア」の一人勝ち(販売台数クラストップをキープし続けている)という状態が続いている。しかし、そのCBの牙城を崩す可能性を感じるモデルが、このSUZUKI「GSR400」である。2005年のパリショーで「GSR600」が発表され、その5月に国内仕様として400が登場。スーパースポーツGSX-R600譲りのハイパワーエンジンを専用設計のアルミツインスパーフレームに搭載。フューエルインジェクション、モノショックなどを採用し、これまでのネイキッドでは主流だった「鉄フレーム+2本サス」という定番メニューを継承せず、斬新なフォルムと最先端の技術をふんだんに盛り込み、真っ向からこのクラスに殴り込みをかけたモデルである。

スズキ GSR400dの画像

今回は本格的な400クラスに試乗できるとあって、楽しみはいつも以上だ。というのも皆さんもご承知の通り、大型二輪免許が教習所で取得できるようになって以来、このクラスは元気がない。ボクが“中免”(中型限定二輪免許:いまでいう普通二輪免許)を取ってバイクに乗り出した頃は、“ヨンヒャク”といえば最も人気のあるクラスであり、各社がしのぎを削ってラインナップを充実させていた。そんな、ヨンヒャクに憧れを抱いた頃を思い返すと、昨今のこのカテゴリーは寂しい限りだ。そんななか、本気度満点のモデルを登場させたSUZUKIは“さすが”である。SUZUKIは、常に一歩先の道を切り開くメーカーであり、市販車に初めてアルミフレームを投入したのもSUZUKIだったし、倒立フォーク初採用もSUZUKIだった。そんなSUZUKIだからこそ、これまでのネイキッドの常識が打ち破れるのであろう。さてさて、どんなバイクか、皆さんも気になってきたことでしょう。

スズキ GSR400dの特徴は次ページにて

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