トライアンフ スピードトリプル1200RR(2022)

掲載日:2021年10月29日 バイク購入ガイド        件のユーザーレビュー

文/杉山 研二

Triumph SPEED TRIPLE 1200 RR (2022)
Triumph SPEED TRIPLE 1200 RR (2022)

180馬力の並列3気筒を搭載
カフェルックの新型ロードスター

スピードトリプル1200RRは、1,160ccの並列3気筒エンジンを搭載するカフェレーサースタイルのロードスターです。2021年発売のスピードトリプル1200RSをベースとする車体に、低めのクリップオンハンドルや丸形1灯のLEDヘッドライト、レトロなコックピットフェアリングなどを採用。よりスポーティなライディングポジション、そしてノーズの低いシルエットに仕上がりました。

搭載する軽量で低慣性なエンジンもスピードトリプル1200RSと同じものです。排気量1,160ccの並列3気筒は、最高出力132.4kW(180PS)/10,750rpm、最大トルクは125Nm/9,000を発生します。車体骨格は鋳造アルミニウムのツインスパーフレーム、片持ち式のスイングアームもアルミニウム製です。前後にオーリンズのスマートEC2.0電子制御式セミアクティブサスペンションを装備。フロントブレーキにはブレンボはStylemaのモノブロックキャリパーを採用しています。

エレクトロニクスも最新です。5インチのフルカラーTFTディスプレイに装備したMy Triumphコネクティビティシステムは、手元のスイッチで通話や音楽の操作、ターンバイターンナビゲーション、GoProコントロールシステムの操作ができます。またライディング中のサスペンションのアジャストも、TFTディスプレイを介して行うことが可能です。

ライディングモードは、ロード、レイン、スポーツ、ライダー設定、トラックモードの5つを用意。コーナリングABSと切替式コーナリングトラクションコントロールシステムも、選択したライディングモードに合わせてスリップ率とトルク制御を行います。そのほか、シフトアップとダウンに対応したクイックシフター、クルーズコントロール、フルキーレスシステムも採用。

車体色および消費税10%込みの車両価格は、クリスタルホワイト×ストームグレーが228万5,000円、レッドホッパー×ストームグレーが231万7,500円。発売は2022年1月の予定です。

トライアンフ スピードトリプル1200RRのここがポイント!
  • ● オーリンズ製の電子制御サスペンション
  • ● 132.4kW(180PS)の並列3気筒エンジン
  • ● 丸形ヘッドライトとユニークなフェアリング

トライアンフ スピードトリプル1200RRのライバルはこれだ!

  • MVアグスタ
    スーパーヴェローチェ800

    クラシックレーサーを思わせる丸形単眼ヘッドライトのスタイリングが特徴。エンジンは逆回転クランクシャフトの並列3気筒、最高出力は108kW。税10%込みで286万円。

  • カワサキ
    Z900RSカフェ

    カフェレーサースタイルに仕上がるZ900RSのバリエーションモデル。フロントカウルやローハンドル、専用シートを採用。最高出力82kW、税10%込みで141万9,000円。

  • ヤマハ
    XSR900

    アルミダイキャストの軽量フレームに排気量845ccの直列3気筒を搭載したネオレトロスタイルのロードスポーツバイク。最高出力は85kW、税10%込みで106万1,500円。


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