ファンティック キャバレロ ラリー500

掲載日:2020年01月27日 バイク購入ガイド        件のユーザーレビュー

文/杉山 研二

ファンティック キャバレロ ラリー500の画像
FANTIC CABALLERO Rally 500

エンデューロ装備でオフロード感を強調
ラリースタイルのネオクラシックモデル

イタリアはファンティックモーター社のキャバレロラリー500が、日本でも発売となりました。この車両は、エンデューロスタイルの装備を車体各所に採用し、オフロードイメージを強調したスポーツモデルです。キャバレロの500ccモデルとしては、先に発売されているスクランブラー500とフラットトラック500に続いてのラインナップです。なお、スクランブラ-とフラットトラックには、125、250、500の3種類のエンジンが用意されていますが、このラリーは500のみとなります。

エンジンはSOHC4バルブの水冷4ストローク単気筒です。ボア・ストロークは94.5×64mmで、排気量は449cc。最高出力は7,500rpmで40hp(約30kW)、最大トルクは6,000rpmで43Nmを発生します。トランスミッションは6速を採用、車体骨格はクロームモリブデン鋼のセントラルチューブフレームです。またスイングアームはアルミ製とすることで軽量化を促進、車両重量(乾燥重量)は150kgとなっています。

タイヤは、オフロード走行を重視してブロックパターンを採用しています。タイヤサイズはフロントが110/80-19、リアは140/80-17。サスペンションは前後ともにプリロードとダンピングのアジャスター付きで、フロントに43mm径の倒立フォークを、リアに別体タンク式のモノショックを採用。サスペンションのストロークは前後とも200mmまで伸ばして走行性能を高めています。

オフロードを意識させる装備として、フロントにはヘッドライトプロテクターとゼッケンボードスタイルのメーターバイザーを採用。フロントフェンダーはハイマウントタイプとなっています。そのほか、エンジンガードとラジエターガードは標準で装備、ハンドルにはクロスバーも装着されています。なお、車体色はアンティークマットオリーブのみのラインナップで、車両価格は消費税10%込みで124万円となっています。

ファンティック キャバレロ ラリー500のここがポイント!
  • ● 冒険心をくすぐるクラシカルなラリースタイル
  • ● 走行性能を高めるストロークの長いサスペンション
  • ● オフロード走行を意識した各種ガード類を装備

ファンティック キャバレロ ラリー500のライバルはこれだ!

  • SWM
    シックスデイズ400

    アップマフラーや丸みを帯びたタンクを採用するスクランブラースタイルのネオクラシックモデル。最高出力20kWの空冷単気筒を搭載。価格は71万2,800円(税10%込み)。

  • ファンティック
    キャバレロ スクランブラー500

    オンロードからオフロードまで、走る場所を選ばず楽しめるスクランブラーモデル。ラリー500とは姉妹モデルにあたる間柄。車両価格は消費税10%込みで113万円。

  • モトグッチ
    V7III ROUG

    カントリースタイルの外観にアルミパーツなどで都会的な要素を追加。744ccの縦置きVツインは出力38kW、タイヤにはブロックパターンを採用。117万7,000円(税10%込み)。

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