ホンダ CRF1100Lアフリカツイン アドベンチャースポーツES

掲載日:2019年12月23日 バイク購入ガイド        件のユーザーレビュー

文/杉山 研二

ホンダCRF1100Lアフリカツイン アドベンチャースポーツESの画像
HONDA CRF1100L Africa Twin Adventure Sports ES

1,082ccに拡大したツインエンジンを搭載
電子制御サスも採用する大型アドベンチャー

CRF1100Lアフリカツインは、従来のCRF1000Lアフリカツインシリーズの性能を向上させた大型アドベンチャーモデルです。排気量拡大や軽量化に加え、扱いやすさなどトータルバランスも見直し、大容量燃料タンクなどを装備したCRF1100Lアフリカツイン アドベンチャースポーツとともに2020年2月に発売となります。そしてCRF1100Lアフリカツイン アドベンチャースポーツに電子制御サスペンションを装備したモデルが「CRF1100Lアフリカツイン アドベンチャースポーツES」。こちらはシリーズの先陣を切り2019年12月13日の発売です。

直列2気筒のエンジンは、ストロークアップで1,082ccまで排気量を拡大。最高出力は75kW(102)/7,000rpm、最大トルクは105Nm(10.7kgfm)/6,500rpmへと向上しました。エンジンは軽量化も行われ、自動変速のDCT(デュアル・クラッチ・トランスミッション)タイプで2.2kg、マニュアルトランスミッションタイプでは2.5kg軽くなっています。フレームも、排気量アップに伴う剛性確保をしつつ軽量化を行っています。またシートレールは前方部分の幅が細くなり、足つき性が向上しました。

電子制御サスペンションはショーワ製です。走行中は、サスペンションのストローク速度、IMU(慣性計測装置)で検知する車両の状態、車速によって、瞬時に減衰力を最適化し、低速走行から高速走行まで、オンロードからオフロードまでの様々な状況変化に対応します。サスペンションモードはSOFT、MID、HARD、OFFROADの4つと、乗り手に合わせて調整できるUSERモードを用意。また電動プリロードアジャスターも備え、タンデムや積載に合わせた選択が可能。USERモードでは、24段階のプリロード調整も可能です。

搭載されているIMUは角速度と加速度を検出するものです。その情報は電子制御サスペンションのほか、スリップコントロールやウイリーコントロール、ABS、コーナーリングライト、DCTなどの制御にも活かされています。車両価格はDCTタイプが205万7,000円、マニュアルトランスミッションタイプが194万7,000円(いずれも消費税10%込み)。車体色はパールグレアホワイトとダークネスブラックメタリックの2種類です。

ホンダCRF1100Lアフリカツイン アドベンチャースポーツESのここがポイント!
  • ● 減衰力を瞬時に最適化する電子制御サスペンション
  • ● 力強い走りを生む1,082ccの直列2気筒エンジン
  • ● 長距離移動の不安をなくす容量24Lのビッグタンク

ホンダCRF1100Lアフリカツイン アドベンチャースポーツESのライバルはこれだ!

  • BMW
    R1250GSアドベンチャー

    可変カムシャフト機構を採用した1,254ccの水平対向2気筒を搭載。最高出力100kW(136ps)、燃料タンク容量は30L、価格は消費税10%込みで271万8,000円~。

  • ヤマハ
    XT1200ZEスーパーテネレ

    排気量1,199cc、最高出力82.4kW(112ps)の2気筒を搭載したアドベンチャーツアラー。クルーズコントロールやグリップウォーマーを装備。消費税10%込みで179万3,000円。

  • スズキ
    Vストローム1000XT ABS

    1,036ccの90度Vツインを搭載したアドベンチャーツアラー。チューブレスタイプのワイヤースポークホイールを採用。出力は73kW(99ps)、税10%込みで147万4,000円。

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